ぷちどるで学ぶ世界の死刑

P「ぷちどるで学ぶ世界の死刑」

今回のテーマ「虫刑」

P「まず、ゆきぽを用意します」

ゆきぽ「ぽえっ♪ ぽえっ♪ ぽえ~♪」(>▽<)

P「(何も知らずに……哀れな奴だ)」

詳細を知らされていないゆきぽは、自分が教師役と勘違いしているようで、えっへんと胸を張って偉そうにしていた。

P「まあ、身をもって教えてくれる役目には違いないけどな……。とりあえずこいつを、密林まで連れて行って放置します」

ゆきぽ「ぽえっ? ぽえっ?」

P「深く考えるな。ほれ、スコップだぞ。ここなら穴も掘り放題だ」

ゆきぽ「ぽえっ!」ザクッザクッ

主旨も忘れて、受け取ったスコップで穴を掘り始める下等生物。Pは距離を取って様子を見守った。

ゆきぽ「ぽ……?」

ゆきぽの手が止まる。掘った穴から、うごめく無数の黒い生物が湧き出したのだ。

蟻「ワラワラワラワラ」

ゆきぽ「ぽーーっ!? ぽええ! ぽええ!」

P「これは『蟻刑』という、ジャングルのある中南米とアフリカで行なわれていた、蟻を使った処刑法です。
19世紀ごろに存在が確認されていますが、それよりも昔に発明された死刑の一つだと思います」

ゆきぽ「ぽぉー、ぽぉー! ぽえええ!!」ウジャウジャ

たちまち体中を蟻にたかられ、ゆきぽは悲鳴と抗議の声を上げた。

P「穴掘ったのはおまえだろうがよ……。もちろん実際は、こんなセルフ形式の死刑ではなく、
受刑者を頭だけ出して生き埋めにしたところを、蟻の大群に這わせたようです。
この時、砂糖もまぶしておけば、こうかはばつぐんだ!」

ゆきぽ「ぽぎびぃぃ!! ぴぎぃぃ!!」ガジガジ

P「日本で見かける普通の蟻でも噛まれると痛いのに、向こうの蟻はさらに大きくて攻撃的です。
そんなのが何十万、何百万と襲いかかってくるのですから、ひとたまりもありません。
奴らが通り過ぎた後は、大型動物でも骨しか残らないのです」

ゆきぽ「ぴぎゃああああ!! ぽんぎゃああああ!!」ガジガジ

P「あーあー、目玉齧られてるよ……。
まぶたの隙間からも体内に侵入されてるし、地獄の苦しみだろうな……」

ゆきぽ「ぽぉお……ぽぉお……」ブシュブシュ

P「『黒い絨毯』という、開拓者が蟻の大群と戦う有名な映画があります。
でも相当昔の映画なので、いま観るとただただ退屈です。おすすめはできませんね」

ゆきぽ「」ユッサユッサ

全身真っ黒のゆきぽが、不思議な踊りを踊っていた。体内に入り込んだ蟻の群れに、体を支配されたのだ。
やがて出来損ないのダンスが終わり、後には散り散りの髪の毛と、服の残骸に、奇妙な形の白骨が残された。

P「改めて見ても、クソでかい眼窩だな……奇形生物め。
しかし体が小さいから、すぐに終わってしまいますね。
これでは物足りないので、もう一匹用意しました」

やよ「うっうー!」

裸にされた下等生物その2が、木にロープで縛りつけられていた。

やよ「うー! うっうー!」ジタバタ

P「おまえにも羞恥心ってものがあったのか。恥も外聞もなく金に飛びつくくせに」

わざとらしくPは言った。やよは怯えているだけなのだ。

P「受刑者を蟻に襲わせる際は、生き埋めの他、このように木に縛りつけて動きを封じていたようです。でも、先ほどと同じではつまらないので……」

Pが取り出したのは壺だった。蓋を開け、中身をやよにぶっかける。

やよ「ううー!? うっうー!」

P「ご褒美だぞ、やよ。なんたって純度100パーセントの蜂蜜だからな」

全身を甘い蜜に覆われるやよ。ここでまた、Pは距離を取って見守った。

やよ「うう~? うっう~!」

異常な状況も忘れて、蜜の甘味に夢中になるやよ。滴り落ちてくるそれを、ぺろぺろと舐めとっている。コトに気づいたのは、その大群が眼前に迫ってからだった。

やよ「う? うーーー!? うっうーーー!!」

蜂「ブーンブーン」

P「この『蜂刑』は、太古の時代から存在していた刑罰です。古代メソポタミアでの執行の記録が残っています。
そもそも蜂蜜の歴史は古く、誕生して間もない頃から人類はこの虫を活用してきました。
蜜の採取もそうですが、こうした罰にも使っていたのです」

やよ「ううう~~!! うっううう~~!!」ブスブスブス

P「もちろん蜂は、受刑者を殺すつもりで群がってくるのではありませんが、対象が暴れれば暴れるほど、蜂は敵意を持ちます。
しかし、無数の蜂に囲まれて平静でいられる人間などいないでしょう」

やよ「ううううう!! うっう~~!!」グサグサグサ

P「蜂毒のアレルギーには個人差があり、何回刺されると死ぬといった明確な基準はありませんが、
何千匹もの蜂に襲われれば、ショック死してもおかしくないでしょう」

やよ「う~う……うっう……」ブスブスブス

P「蜂による処刑は、蜜蜂を使うのが基本ですが、スズメバチを利用した事例もあったそうです。
はっきりしない言い方ですが、やはり獰猛なスズメバチは人間でも扱いづらいのだと思います」

やよ「う……」グサグサグサ

P「昔の時代は、盗みを働いただけでも容赦なく死刑に処されたりしました。軽い気持ちでネコババすんなよ、やよ」

やよ「」

全身に赤いブツブツを作った奇形が、そこに残されていた。でかい目玉にも無数の針が食い込み、謎の液体を滴らせている。

P「以上、ぷちどるで学ぶ世界の死刑でした」

終わり


  • 最終更新:2014-02-20 15:31:47

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