ぷちどるで学ぶ世界の死刑14

今回のテーマ『溺死刑』

P「火を使った死刑と同じように、水による死刑もまた世界中で大昔から行なわれていました。
海や川はもちろん、水のある場所ならどこでもできる処刑法だからです」

ちひゃー「くっ! くっ!」ブラッシング!

ちびき「だっぞ~……だーぞ、だっぞ~」キョウモサムイデスネ

やよ「うっうー、うー、うっう~」ζ*゚ヮ゚)ζ ソロソロアタタカクナリマスヨ

P「宗教的な意味でも、水には『清め』の概念があります。これも火と同様ですね。
罪を犯した人間の業を、水で洗い流していたのです」

ちひゃー「くぅぅう!!」ペシペシペシ

ちびき「だじょ~……」モッシャリ

やよ「うぅ……」ζ ;=0=)ζ カミノケカラマリ

P「鬱陶しいぷち達が、冬毛でさらに鬱陶しくなっています。おい、ちょっと外に出るぞ」

クウ? ダゾ? ウッウー


「――さて、やってきました屋外プール場。やはりクソ寒い季節には、誰も使ってませんね」

ピュー、ピュー……(寒風)

ちひゃー「く、くぅぅぅ!?」
ちびき「だぞぉお!?」
やよ「うっう~!?」

P「まずは基本形から。当たり前ですが水に放り込まれる受刑者は、大抵身動きを取れなくされていました。
急流や滝つぼなら、そのまま落としてもほぼ死ぬでしょうけど」ガシッ

ちひゃー「くぅぅ!? く、くぅぅぅ!」

P「重りをつける、縄で縛る、す巻きにするなどが主なやり方です。こいつには、こいつ自身の冬毛を利用します。
さすがにそこまで長くはありませんが、適当に体に巻きつけるにはじゅうぶんです」ヨイショ

ちひゃー「くぅぅぅ!? くぅぁぁあ!!」グルグル

P「腕と足を縛って、と。さて、この状態でプールに放り投げます」ポーイ

バシャーン!!
ちひゃー「ぐぅぅぅぅぅぅうううううう!?!?」バチャバチャ

P「元々泳げない奴ですから、もうどうすることもできません。それでも浮かんでいられるのは、
筋肉が少ないからか、頭の中が空っぽで気体が詰まっているからなのか」

ちひゃー「ぐぅ……」ゴボゴボ

P「しかし大量の水を飲み込んでしまうと、その重みで沈んで行きます。
ターンタタラタラ、ターンタタラタラターン♪(『Uボート』のテーマ)」

ちひゃー「」ズブズブ

P「沈んだ死体が再び浮かんでくるのは、体内に腐敗したガスが溜まってからです。
ただ、深ければ深いほど、水圧の影響もあって浮かびにくくなります」

ちびき「だ、だぞぉお!?」
やよ「うぅ~~っ!?」ζ*T0゚)ζ

P「そうです、次はおまえらの番です。冬毛が仲良く絡まっている二匹ですが、
複数の受刑者をまとめて縛りつけて水に落とす方法は、実際にありました。
こいつらはこのまま溺れさせた方が、面白そうですね」ガシ、ポーイ

バシャーン!!
ちびき「だぁ、ぞっ、んまよ~っ!!」バチャバチャ
やよ「ぅ~ぅぅぇぅぁああっ!!」ビチャビチャ

P「バランスを取りづらそうにしています。背中合わせに髪が絡まっているので、
一方が息を吸おうとすると、もう一方が沈む形になってしまいます」

ちびき「あがっ、びゃっ、ぞっ!」ガボゴボ
やよ「ぇぅう! ぅぅ、ぅぅぁあっ!」゚゚从ζ*゙pT)ζ从゚゚ ガボゴボ

P「中世ヨーロッパの魔女裁判に、水が使われた話は有名です。浮かべば魔女、沈めば無罪。
つくづく、よく滅びなかったなと思いますね。こんなアホなことばっかやってて」

ちびき「ぁんま、よっ、ぞっ……!」ゴボゴボ
やよ「ぅぇぇぇえ!! ぅぅぅうう!!」ガボガボ

P「ちびきに泣かれた場合が厄介でしたが、溺れて声がかき消えてます。
二匹ともまったく泳げないわけではないのに、パニック状態ですね。
なんせ水が冷たいので、そういう意味でも落ち着いてはいられません」

ちびき「がっ、ああっ、ぞぉお!!」ゴポゴポ
やよ「うぅぅぃぇぅうう!!」ゴポゴポ

P「おー、沈んでく沈んでく。関係無いですが作者は潜水士の資格を持っています。
だって筆記試験だけで取れるんですもん」

ちびき「がっ……びゃ……」ズブズブ
やよ「うっ……ぅ……」ζ#。0T)ζ:’’゚゚ ズブズブ

ゴボゴボガボガボ……

ちびき「」
やよ「」ζ*。b。)ζ:’’゚゚

P「と、三匹もあっさり死なせるのは芸が無いですね。手遅れかもしれませんが、引き上げてみます」


――釣り上げ完了。
ちびき「」
やよ「ぅぅううう~っ!! うぅぅぅう!!」:: ζ*゚;qT)ζ:: ゲホゲホ

P「ちびきはご臨終です。水をたくさん飲んでしまったようですね。
おまえもひどい奴だな、やよ。友達を犠牲にして生き残るなんて」

やよ「ぅぅうう!? ぅううううううう!!」::ζilToT)ζ::

P「はい、ご褒美は腐った食パン一年分。それかコースロープでも食ってろよ池沼」

やよ「う゛うぅ~!! ぅぅぅうう!!」

P「もちろんこれで終わりじゃありません。車で次の場所まで移動します。乗った乗った」

やよ「う゛う゛う゛~! う゛う゛う゛う゛!」::ζ*゙p゙)ζ::

P「寒さで凍えてますね。車の中はぬくぬくですが、こいつに楽はさせません。
氷水を入れたクーラーボックスを用意したので、入っててもらいましょう」ガチャ

やよ「う゛ぅぅ!? ぅぅぅうううう!!」::ζ*Tp゚)ζ::

P「こうした拷問というか罰は『水牢』と呼ばれていました。狭い場所で人間を水に漬けておくんですね。
江戸時代の執行例がよく知られています。さ、目的地に着くまでがんばれよ、やよ」バタン

やよ「う゛ぅ~~!! ぅぅぅう~~!!」ドンドン

ブロロロ……


――しばらくして。
P「到着です。やよの奴は、まだ生きてるのでしょうか……」ガチャ

やよ「ぅ……ぅ……」::ζ*゙o゙)ζ::

P「低体温症を起こしていますが、心臓麻痺は免れたようですね。
まあそうは言っても、こいつはこれから絶対に死ぬわけですが」

やよ「う゛ぅ~! ぇぅ~!」::ζ*゙pT)ζ::

P「それで、ここは海です。どうせ水死させるなら、スケール大きくいきたいですよね」

ザザーン、ザザーン……

P「海での溺死刑は『潮責め』とも呼ばれます。潮が満ちるタイミングを利用して、
岸に縛りつけておいた受刑者を海水で溺れ死にさせるのです」

ゆきぽ「ぽぇ~~!! ぽぇぇ~~!!」(海岸で逆さ磔にされている)

P「先客がいます。ええ、やっぱりゆきぽがいないと締まらないので登場してもらいました。
逆さで海水に漬けられるのは、キリシタンの処刑法ですね。江戸時代には水責めがよく出てきます」

ゆきぽ「ぱぅ~~!! ぷぃ~~!!」

P「ゆきぽが逆さで縛られているので、やよは垂直に固定します。よいしょっと」

やよ「ぅう!? ぅぅう~~!!」

P「しかしここでも当然、楽はさせません。こいつでもう一つ別の水責めを試してみます。
ゆきぽは逆さまの状態だけでじゅうぶん苦しいので、放っておきます」

やよ「ぅ!?」

P「なんのことはない、大量の水を強制的に飲ませるだけです。ボトルを口に突っ込んでと……」ドボドボ

やよ「ぅう゛ぅぅう!! う゛ぅううう!!」

P「こうした形でも溺れるわけです。水だけじゃなく、他の液体も飲ませてみましょうか。
塩水はこれからたっぷり飲んでもらう予定なんで、お酒でいってみましょう」ドボドボ

やよ「ぅぅう゛ぅぁあ!? ぅぅう゛う゛う゛!!」::ζil ゚p゚)ζ::

P「スピリタスだとそのまま死んでしまいそうなんで、ウォッカで……」ドボドボ

やよ「ぅぅう゛ぅ゛う゛、う゛ぁっあ!!」::ζil。q゚)ζ::

P「一本、空になりました。次はお酢、次は醤油、次は小便……」ドボドボ

やよ「ぅう゛う゛ぇええ!! ぅぅぇぇええ!!」:: ζil 。p゙)ζ:: ゲー

P「キリが無いので、このへんで終わります。尿道を縫いつけて、
破裂させるまで水を飲ませる処刑法もありますが、ちょっと主旨が違います」

やよ「う゛~~……、う゛~~……」:: ζil゙QT)ζ::

P「それでは、次に潮が満ちる時間まで待ちましょう……」


――ザザーン、ザザーン……

ゆきぽ「ぽぇ、ぽぇえええええ!!」
やよ「うぅぅ~~っ!!」

P「波が押し寄せています。逆さまである分、ゆきぽの方が早く溺れることになります」

ゆきぽ「ぽぇ、ぽひゅっ! ぽぎっ! ぽぎぃぃぃい!!」ガボガボ

P「息苦しさだけではないようですね。海水が、目に沁みているようです。
あんなでかい目をしてりゃ、激しく痛むでしょう(『屑トリオと同レベル』よりネタ拝借)」

ゆきぽ「ぽぎゅ、ぽひゅ、ぽぉ、ぽぉおおおおお!!」ゴボゴボ

P「いよいよ顔全体が海水に浸かってきました。しかも……生物まで寄ってきてるようです」

クラゲ「ウヨウヨ」

ゆきぽ「ぽひゅぅ!? ぽぉ、ぽぉ、ぽぎぃぃ!!」ガボゴボ
やよ「ぅぅぅううう!? ぅぅううううう!!」ガボゴボ

P「海水浴時の天敵ですね。刺されなくとも、触手に触れただけで痛みを感じるクラゲもいます」

ゆきぽ「ぽひゅっ、ぽひゅっ、ひゅぅぅう!!」ガボゴボ
やよ「う゛う゛う゛う゛う゛!!」ガボゴボ

P「大きな脅威にはなりにくいですが、身動きが取れないとなると、恐怖感は倍増するでしょう。
おそらく小魚の群れも、近くまで来ているはずです」

ゆきぽ「っ……」ゴポッ

P「ゆきぽが沈みました。藻屑と消えるにはまだ時間がかかりますが」

やよ「う゛うぅ~~!! ぅぅぅぅ!!」ζ*iTpT)ζ ゴボゴボ

P「海は広くて大きいです。潮に持っていかれれば、死体はまず見つかりません。
そして鳥や魚、プランクトンに分解されます。逆に狭い川では、溺死体がよく岸に打ち上げられたようです。
どうも川での溺死刑は、スマートにはいかなかったみたいですね」

やよ「う゛ぅぅう゛!! う゛ぅ……」トプン

P「完了です。しかし海を汚してしまうのは、気分が良くないですね。自然は大切にしましょう。
ぷちどるは不自然の極みですから、地球のためにも殺さなければなりませんが」

ゆきぽ&やよ「「」」ザザーン

P「以上、ぷちどるで学ぶ世界の死刑14でした」

終わり


  • 最終更新:2014-02-20 15:47:01

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