ぷちどるで学ぶ世界の死刑3

P「ぷちどるで学ぶ世界の死刑3」

今回のテーマ「釜茹で」

P「パスタじゃないですよ。古代中国から最終的には日本にもヨーロッパにも広まった刑罰です」

ちひゃー「くっ、くっ、くぅぅ~♪」レッスン

ゆきぽ「ぽえ~、ぽえ~、ぽええ~♪」デュエット

P「ちょうど騒音をまき散らしている害獣が二匹いますね。今回はまとめて処分してしまいましょう」

Pは風呂桶サイズほどの鉄製の大釜を用意したが、ちひゃー達は特に警戒しなかった。
釜には水が張られていたが、火は付けられてなかったからだ。

P「まずは熱湯……。お湯による釜茹で処刑法ですが、これってあらかじめ沸騰させたところに受刑者を落とすのか、
それとも水風呂に入れた状態から徐々に熱していくのか、文献によってバラバラなんですよね。
おそらくは統一されてないのだと思います」

ちひゃー「く?」 ゆきぽ「ぽ?」

むんずと、Pは二匹をつまみ上げ、釜の中に放り込んだ。

バシャーン! ちひゃー「くうっ!?」 ゆきぽ「ぽえっ!?」

P「しかし、ジワジワと殺すなら少しずつ温度を上げてゆく方法がいいでしょう。
ほら、怒るなって。今、風呂を沸かしてやる」

ちひゃー「くっ! くっ!」 ゆきぽ「ぽえっ!」

P「ファイア!」ボオオオ

薪をくべて、着火。大釜の周りが炎で包まれた。

P「通常、釜に放り込まれる受刑者は、脱出防止に縄で縛っておいたようですが、
こいつらには必要ありませんね。あの短い手足じゃどうすることもできないでしょうし、
どうにか脱出できても、周りの火の中に落ちて火だるまです」

ボオオオ……

ちひゃー「く? くぅ~、くっ! くっ!」 ゆきぽ「ぽ! ぽえっ!」

初めは入浴気分だった二匹が、次第に熱さを訴え始めた。
だがPは意に介さず、さらに薪木を投入した。

P「さて釜茹でといえば、一にも二にも石川五右衛門の名が浮かびます。
色々な伝説はさておき、五右衛門という人物が豊臣秀吉の命令で処刑されたことは事実です」

ちひゃー「くぅ~! くぅ~!」 ゆきぽ「ぽえ~! ぽえ~!」

P「五右衛門の処刑法については、実は油で煮殺されたとか、乾煎りで焼き殺されたとか諸説ありますが、
やはりお湯で処刑されたんじゃないでしょうか。ほどなくして五右衛門風呂という名前で、
新しい風呂が発明されてますから」

ちひゃー「くううう!! くううう!!」 ゆきぽ「ぽおええ!! ぽええ~!!」

P「なになに、まだぬるいって? よしもっと薪を入れてやろう」ボオオオ

ちひゃー「ぐううう!! ぐううう!!」 ゆきぽ「ぽおお!! ぽぎいいい!!」

P「せっかくですから、このままダシもとって、ぷちどる鍋でも作りますか。
真夏の夜に~鍋パーティ~♪(by SEX MACHINEGUNS)」

ちひゃー「ぐひいいいいい!!」 ゆきぽ「ぽぎゃあああああ!!」

釜の中は沸騰し、もうもうと湯気が立ち込めていた。

P「悲惨なことに、湯気では窒息できません。釜茹でで殺される受刑者は、
全身水ぶくれの大火傷を負いながらも意識は保ったまま、死を待つことになるのです」

ちひゃー「ぐうううううう!!」 ゆきぽ「ぽおおおおおお!!」

熱湯から脱出しようと、下等生物達は必死にもがいていた。

P「石川五右衛門の伝説といえば……まだ幼い息子も一緒に釜茹でにされることになり、
その際に子どもを両手で持ち上げて、自分が事切れるまで熱さから息子を守ったという説がありますが、
あまりの熱さに息子を熱湯に沈めて一思いに殺し、踏み台にしたという説もあります。
というか、縄で縛られてなかったんですかね?」

ちひゃー「ぐひい!? ぐひいい!!」 ゆきぽ「ぽおええ!! ぽえっ、ぽええっ!!」

見れば、ゆきぽがちひゃーの頭を踏んづけて、跳びはねようとしていた。
もう少しで、釜のふちに手が届く。

ちひゃ「ぐうう!? ぐぎぎぎ……」 ゆきぽ「ぽえっ! ぽええっ!!」

P「……ゆきぽ、おまえ自分だけ助かろうとしてんのか?」

ゆきぽ「ぽええ!! ぽええ!!」ギセイニナレッ

ちひゃー「ぐがぎぎぎ……」グリグリ

どちらも必死だったが、そこは腕力で勝るゆきぽ。
力ずくでちひゃーを抑えて踏みつけ、釜から脱出しようとしていた。

ゆきぽ「ぽえー!」

ちひゃー「ぐ……」ズブズブ

小さな断末魔の叫びを上げ、ちひゃーは熱湯にプカプカ浮かぶ存在になった。
ゆきぽは仲間の死体を足場にして、まだ懸命に逃れようとしていた。

P「……はあ。おまえ、ほんとどうしようもないクズだな」

Pは長い鉄の棒を取り出し、釜の中に向かってフルスイングした。
炎を振り払い、棒がゆきぽの顔面に直撃した。

ゆきぽ「ぽぎゃ!!」ボチャーン

熱湯の中に逆戻りし、ゆきぽはまた悲鳴を上げた。

ゆきぽ「ぽぎぎいいいいい!!」

P「俺も鬼じゃない。友達を助けようとする気概があったんなら、今回はやめてやっても良かったさ。
でもやっぱり、生きてちゃならないクズだったよ、おまえは」

ゆきぽ「ぽぎぎぎ……」ズブズブ

鉄棒で押さえつけられ、やがてゆきぽも熱湯に浮かぶだけの存在になった。

ちひゃー&ゆきぽ「」プカプカ

P「さ、もう火を弱めてもいいでしょう。ダシをとるには、本当は強火じゃダメですからね……」

よく煮込まれ、ちひゃーとゆきぽの体はぐずぐずに崩れていった。
それから調味料一式を用意したPだったが……。

P「ではぷちどるのダシはどんなものか……って、くっせえ!?」

ちひゃーとゆきぽが溶け出した大釜の中は、凄まじい悪臭を放っていた。

P「な、なんだこの臭いは……。野生動物の肉は、調理する前によくアクを抜かなきゃならないっていうけど、
ぷちどる達も似たようなもんなのか……?」

ちひゃー&ゆきぽ「」プ~ン

P「鍋どころじゃないなこれは……。捨てよう……。
まったく、生きてても死んでても食えない連中なんだな」

二匹の死骸は、そのまま生ゴミとして廃棄された。

P「では気を取り直して、ゲロリンクッキング、じゃなくて死刑解説の続きといきましょう」

やよ「うっうー!」

P「先ほどはお湯による釜茹ででしたが、今度は油を用いたいと思います。
一口に油と言っても、植物油だったり、タールだったりと様々ですが、今回は植物油でいきます」

やよ「うっう~?」

油の入った釜を、やよは物珍しげに眺めていた。

P「それで素揚げでもいいんですけど、暴れて油が飛び散ると危ないんで……」

やよ「う?」

やよは、頭から小麦粉を被された。全身が真っ白になる。

やよ「うー!」ケホケホ

P「はい、次は溶き卵」バシャア

やよ「うう~!?」ドロドロ

P「最後にパン粉。これだけ動きを鈍くさせておけば大丈夫でしょう」ボサッ

やよ「うー! ううー!」

P「フライ料理よろしく、すでに熱してある油にこれを放り込みます」ボチャーン

やよ「うー!? ううう~!!」ジュワアアアア

P「ふざけているみたいですが、油による処刑は、受刑者をフライ(素揚げですが)にすることでした。
世界各地に執行の記録が残っていますが、これが頻繁に行なわれたのかと言われれば疑問もあります。
どの地域においても、贅沢な処刑法であることに変わりはないはず」

やよ「うう~!! うっうう~!!」ジュワアアアア

P「しかし当然、お湯よりもさらに高温なのですから、この方法による苦痛は筆舌に尽くし難いでしょう。
まあ、やよの場合は衣が付いているから、蒸される苦痛の方が大きいと思いますが」

やよ「うう……う、う……」ジュワアアアア

油の中を重たく泳いでいたやよは、やがて動かなくなった。

P「はい、やよフライの完成」トリダシ

やよ「」コンガリ

P「うーむ。悪臭はしないけど、やっぱり食べるのには勇気がいるな……」

はるかさん「ヴァーい」ヒョイ

P「あ! かっぱらわれた!」

はるかさん「ヴぁーい」トンズラ

P「……まあいいか。奴の分の食費が浮くし。
さて、いよいよお次で最後です」

三番目に用意された大釜は、さらに高温の蒸気を上げていた。

P「最後は『溶けた鉛』です。冗談のようですが、釜茹での処刑法には鉛も使われていました。
鉛が溶解する温度は約300℃で、その後350℃にまで上昇します。
沸騰した湯が約100℃、煮えたぎる油が約200℃と考えると、
どれほど高温かがおわかりいただけると思います」

いお「もっ! もっ!」

P「なんだうるさいな。やよはどこ行っただって?
心配すんな。すぐにおまえも後を追わせてやるよ」

いお「もっ……?」

Pはいおを持ち上げ、大釜の中へと放り投げた。

いお「ぎいいいいいいいいいい!?」ゴオオオ

P「この高温ですから、触れれば一瞬で火だるま、そして黒焦げになります」

顔面から鉛にダイブしたいおは、苦し紛れにビームを放つこともできなかった。

いお「もおぎいいいいいいい!!」ゴオオオ

P「しかしまだこのぐらいの温度だと、ターミネーターのようにすぐに溶けてはいかないようです。
短時間で骨まで溶かすには、1000℃以上の超高温が必要になるそうです。
1500℃の溶けた鉄の海に落ちれば、さすがに跡形もなくなります」

いお「きい……きい……」ゴオオオ

P「用意も後始末も大変なこの処刑法は、油による釜茹で以上に、執行された例が少ないです。
キリスト教を弾圧していた頃のローマに、ちらちら見られる程度です」

いお「」ズブズブ

火と煙を上げながら、いおは鉛の中に沈んでいった。

P「以上、ぷちどるで学ぶ世界の死刑3でした」

終わり

  • 最終更新:2014-02-20 15:32:51

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