ぷちどるで学ぶ世界の死刑6

P「ぷちどるで学ぶ世界の死刑6」

今回のテーマ「鋸引き」

P「鋸で体を切り落とす処刑法です。『のこぎりびき』と読むようですが、
作者は『のこびき』で覚えました。まあ、どちらでも間違ってはいないでしょうが」

ゆきぽ「ぽえー!」 あふぅ「ナノー!」 ちひゃー「シャー!」 やよ「うっう~!」

それぞれ縄で縛りつけられた四匹が、これをほどけと騒ぎ立てる。

P「死刑を学ぶと言っておきながら、どういった罪人が処刑されたのかは、あまり触れてませんでしたね。
でも昔の時代は、一言で野蛮でしたから。裁判もテキトー、軽い罪でもガンガン処刑されます。
思想が違うだけでも死罪、なんてのは珍しくありません。いまでもそうした国はありますが」

ゆきぽ「ぽー!」 あふぅ「ナァアア!!」 ちひゃー「くぅぅ!!」 やよ「びゃー!!」

P「娯楽の少ない時代です。ローマのコロッセオを例に出すまでもなく、人が死ぬ姿は、
ショーとして昇華されてさえいたのです。正直、見せしめよりもこの効果を狙ってたのではと思えるほどです。
どうしてそれだけの理由で、こんな残虐な形で人を殺せるんだ? と思うのは現代人の感覚に過ぎません」

ぷちどる達「ギャーギャー」

P「というわけで、おまえらが残酷に処刑される理由も、それぞれじゅうぶんに過ぎるってことだ。
モグラモドキは器物損壊、金髪糞虫は淫行、音痴は騒音、バカは窃盗の罪。
よって、鋸引きによる死刑に処す」

ぷちどる達「」

P「が、全員を淡々と処刑するだけじゃ面白くないので、今回は趣向を凝らしてみます。
ここにくじ引きを用意しました。鋸引きだけに。引かれたくじに名前が書かれていた奴が鋸で引かれます」

Pが、棒を一本引き抜いた。ジャラッ

P「えー最初は……『ゆきぽの尻尾』だそうです」

ゆきぽ「ぽ!? ぽ、ぇえええ!?」

P「おまえは一粒で二度おいしい被虐キャラだからだよ。命までは取らないからラッキーじゃないか」

縛りつけられたゆきぽを、テーブルに固定。尻尾だけぶらりと投げ出される格好になる。

ゆきぽ「ぽー! ぽえー!」ジタバタ

P「まだまだここから。くじ引きはあと二種類あります。一つは『鋸引きのやり方』です。
鋸引きにも、いくつかの方法があるので」

再び、くじの棒が引かれる。

P「やり方は……『横裂き』と出ました。まあ本来は、胴体の水平な切断を意味します。
ゆきぽの尻尾は、オーソドックスな形で切断されるそうです」

ゆきぽ「ぽえ、ぽええ!!」

P「そして最後のくじ引き。これは『執行者』です。名前が出た者が刑を執行します。
私の名前が出れば私が、ゆきぽの名前が出れば無効です」

P「……っと、『やよ』と出ましたね。やよに、こいつの尻尾を切断してもらいます」

やよ「うっうー!?」

やよの縄がほどかれるが、逃げ出すことはできない。Pは油断せずに構えていた。

P「逃げるなよ。逃げたらおまえから殺す。刃向かったら、100倍残忍な方法で殺す」

やよ「うー……うう……」

P「ほら、これが執行用の鋸だ」

凶器の鋸(鉄製)を渡されたやよだったが、言う通り刃向かっても殺されるだけだ。
Pはさすまたを用意して、やよから目を離さなかった。

P「どうした、さっさとやれよ」

ゆきぽ「ぽえええええ!! ぽえええええ!!」

やよ「うう~!! うっうう~!!」ブンブン

ゆきぽの哀願を受け、やよは涙目で顔を横に振った。
Pがその顔面に、ビンタをくらわす。

やよ「うっっ! びゃー!」

P「殺されたくなかったら、やれ。そいつの尻尾をそれで根元からちょん切るんだよ」

やよ「うぅ……うぅぅ……」

ゆきぽ「ぽえー! ぽええええ!!」

やむなく、やよがテーブルに押しつけられたゆきぽの尻尾に、鋸の刃を押し当てる。
そしてゆっくりと、鋸を引き始めた。

ゆきぽ「ぽぎゃあああああ!! ぽええええええ!!」ギコギコ

やよ「うう~!! うっう~!!」ゴメンナサイゴメンナサイ

刃が、ゆきぽの尻尾の肉を引き裂いてゆく。
悲鳴に何度も手を止めるやよだったが、その度にPから突っつかれる。

P「途中でやめる方が酷だぞ? 一気に引き切っちまえ」

やよ「うー!! うう~!!」

ゆきぽ「ぴぎゃあああああああ!! ぽおえええええええ!!」ゴリゴリ

P「鋸引きもまた、古い死刑の一つです。誕生は古代エジプトやペルシャの時代まで遡ります。
中世のイメージがあるのは、日本で鋸引きが広く行われたのが戦国~江戸の時代だからでしょう。
それにしてもゆきぽの尻尾切断は、すっかりぷ虐のクラシックになりましたね」

ゆきぽ「ぽがあああああああ!! ぱうああああああああ!!」ギコギコ

P「日本では鋸引きに使われる刃の多くは竹製で、切れ味の悪いものでした。
その方が切った時の苦痛が増すからです。包丁も、切れない包丁でケガすると痛いです……」

ゆきぽ「ぴぎいいいいいいい!?」ブチッ

やよ「うう~~! ううう~~!!」ボトッ

ついに尻尾が、ゆきぽの胴体から離れた。ぼとりと、もっさりした尻尾が床に落ちる。
やよは脱力して、血染めの鋸を手にしたまま泣き伏した。

ゆきぽ「ぽえ、ぽえ、ぽへええええ……」ジョロロ

P「また失禁しやがった、こいつ。漏らすのまで定番化すんなっつの」

ゆきぽは、そのまま放置。泣きじゃくるやよを、再び縄で縛り上げる。

やよ「うっう~!!」

P「これで終わりなわけないだろう? 次に行くぞ」

Pが、また最初からくじを引く。

P「っと、お次の受刑者は『やよ』だそうです。執行する側から、される側か」

やよ「うー!? うう、ううっ、ううううう!!」

最大レベルの抗議の声を無視して、Pは次々とくじを引いてゆく。

P「方法は……『首裂き』。そのまんま、首を切断することですね。ぷちに首があるのかは知らんですが。
そして執行者は……『ゆきぽ』です。おい、ゆきぽ! 今度はおまえがやる番だぞ!」

びくっと、やよとゆきぽが体を震わせる。だがお互いに異なる意味の震えだった。

ゆきぽ「ぽ、お…………」

縄を解かれたゆきぽが、ゆらりと立ち上がる。赤黒く染まった尻が痛々しい。
何とも言えない迫力は、Pに臨戦態勢を取らせるほどだった。

ゆきぽ「ぽぇ…………」フラフラ

しかしゆきぽの憎悪の念はPでなく、やよに向けられているようだった。
このへんは、思考の浅い生物といったところである。

やよ「うー! うっう~!!」

P「鋸引きの受刑者を晒すために作られた木箱(ぷちサイズ)を持ってきました。
これに胴体を入れ、首から上だけを真ん中の穴から突き出させるのです」

ぷちどるの一番大きな部位は頭だ。Pはやよを足から木箱に押し込んだ。
でかい頭は穴に入り切らず、ちょうど首から上だけが木箱から飛び出た形になる。

P「日本の鋸引きは、このようにして首を切る方法が主流でした。ゆきぽ、やよの首を横から切り落とせ。
重力を利用できないけど、おまえの腕力なら難しくないだろ」

ゆきぽ「ぽぇ…………」

鋸を受け取ったゆきぽが、無言でやよに近づく。

やよ「うー! うーうーう~!!」ブンブン

ゆきぽが鋸の刃を、やよの胴体から上の位置にセットする。
首から上を出して固定された形のやよは、正面から暗い表情のゆきぽと向かい合っていた。

やよ「うぅ……うううう!! うう~!!」

ゆきぽ「ぽぇ……ぽおええええええええええ!!」

ゆきぽが柄を握る両手を、激しく前後させた。

やよ「びゃあああああああああ!! うびゃああああああああ!!」ブシュー

やよの首から鮮血が吹き上がる。早くも頸動脈を切断したようだ。

P「とはいえ、鋸引きは江戸時代に入る頃には形式化されていました。
受刑者は実際に鋸で殺されることはなく、往来が多い所で晒し者にされた後、磔刑で処刑されたのです。
晒される際、道往く者は自由に受刑者の首に鋸を引いていいとされていたのですが、
まともな神経の持ち主なら、見物はしても自分の手を汚しはしないでしょう。
しかし、本当に試してしまう奴がいたので、幕府も慌てたそうです。
さすがに泰平の世に、参加型公開処刑を認めるのは問題があります」

ゆきぽ「ぽえええええええ!!」

やよ「ううううびいいいあああああああ!! あああああああああ!!」ギコギコ

ゆきぽは尻尾を切られた恨みを、やよに全力でぶつけていた。
何かを擦るような音が加わる。骨をぶった切っているところらしい。

P「(……こいつ、全然躊躇しねえな。俺でも引くレベルだわ。普通、俺を恨むだろ)」

ゆきぽ「ぽええええええええ!!」

やよ「ぅ……びぃ……ぁ……」ギコギコ

最後にもう一度だけ血が噴き上がり、やよの首が胴体から切り離された。
鋸を引く勢いに乗せられ、やよの首は一瞬宙を舞って床に落ち、ごろりと転がった。

やよ「」

やよの表情は、極限の苦痛と絶望に歪んでいた。
ためらいなく仲間を殺したゆきぽは、肩で大息を吐いている。白い服は返り血で真っ赤だった。

ゆきぽ「ぽぉ……ぽぉ……」

P「よーし、よくやった。そのままじっとしてろ」

縄で縛り直すために、Pがゆきぽに近づく。
するとゆきぽは、血染めの鋸をPに向けて威嚇に出た。

ゆきぽ「ぽー! ぽええ!!」

P「あ? 俺に刃向かうってか?」

ゆきぽ「ぽぇー!!」

P「ナメんじゃねえ!」ガッ

ゆきぽ「ぽぎゃ!」

いくらゆきぽが力持ちでも、本気になった人間には敵わない。
Pはさすまたを振るってゆきぽを抑え、蹴りを入れた。
うずくまるゆきぽを足で踏みつけたまま、縄で縛り上げる。

P「鋸引きは日本では、主君への反逆という重罪を犯した者が受ける極刑でもありました。
ゆきぽ。おまえは、飼い主の俺に盾突いた。もう処刑されることに反論の余地はないな」

ゆきぽ「ぽぇ、ぽえー!」

P「ということで、次の受刑者はおまえだ。方法は……っと、『逆さ裂き』と出たな。
喜べ、ゆきぽ。一番悲惨な方法で殺してもらえるぞ」

ゆきぽ「ぽひぃ! ぽぇぇえ!」

P「最後は執行者だけど……」

あふぅ「」ガクガク ちひゃー「」ブルブル

これまで惨劇の一部始終を目撃していた二匹は、恐怖に顔を引きつらせ、声も出せずにいた。

P「すっかり空気と化してたな、おまえら。よし、特別におまえ達一緒で、刑を執行させてやる」

あふぅ「ナァ!?」 ちひゃー「くっ!?」

P「そもそも二人がかりで執行する死刑でもあったしな、鋸引きは。
ゆきぽ以上のリアクションは望めそうにないから、今回はゆきぽの処刑で最後にしてやる。
その代わり、おまえ達二匹でゆきぽに引導を渡してやるんだ」

鉄製のスタンドを二本用意。そこに片足ずつ縛りつけ、ゆきぽを逆さ吊りの状態にした。

ゆきぽ「ぽぇー! ぽぇぇぇ!!」ブラブラ

先ほどまでの迫力はどこへやら。再びゆきぽは泣き叫んだ。

あふぅ「ナノ……」 ちひゃー「くぅ……」

縄を解かれた二匹が、両端に柄のついた鋸を渡される。

P「西洋では左右から鋸を持ち、受刑者の体を引き裂いていきました。
ゆきぽほど力持ちでないこいつらには、ちょうどいいやり方でしょう」

ゆきぽ「ぽぇぇ!! ぽぇぇえ!!」

お願い助けて、友達でしょ? ゆきぽは必死であふぅとちひゃーに訴えかけた。
しかし二匹は答えない。Pに逆らえばどうなるかは、他でもないゆきぽが教えてくれた。

P「同情は無用だぞ。おまえ達も見ただろう? ゆきぽが躊躇なくやよを殺したところを。
こいつにくれてやる情けなんてないぞ。殺した方が世のためだ」

あふぅ「……ナノ!」 ちひゃー「……くうっ!」

Pの台詞を受け、二匹は意を決したようだった。
ここでゆきぽを解放すれば、三匹がかりでPに反抗できるか、逃げ出せるかもしれない。
しかしPが言うように、そこまでして助ける価値がゆきぽにあるとは思えなかった。
そしてそもそも、二匹は命がかかった場面で反抗する度胸を持ち合わせてはいなかった。

ゆきぽ「ぽー!? ぽぇ、ぽぇぇぇ!!」

P「両足の間に、刃を通せ。股から引き裂いていくんだ。尻尾は切り落としたから、やりやすいだろ」

あふぅとちひゃーが鋸を手に、ゆきぽを挟み込んだ。
スーッと息を吸い込み、気合を入れる。

あふぅ「ナァノオオオオオオオオ!!」 ちひゃー「くうううううううううっ!!」

ゆきぽ「ぽぇ……ぽ、ぎゃああああああああああ!?」ギコギコ

逆さ吊りにされたゆきぽを、あふぅ達が股間から縦に切り裂いてゆく。
ちひゃーは少し気後れしていたが、あふぅは助かることに必死のようで、手を激しく動かしていた。

ゆきぽ「ぽがあああああああああ!! ぽああああああああああ!!」ゴリゴリ

P「頭から鋸を垂直に引く場合、すぐに脳を両断するので死が早く訪れます。
しかし逆さの状態から切り下げるとなると、中々死ねません。同じ鋸引きでも残虐さが違います」

ゆきぽ「ぽええああああああああ!! ぽぎゃああああああああ!!」ギコギコ

P「逆立ちすると、酸素が脳に回って血行が良くなります。意識がはっきりするのです。
つまり、より苦痛を感じやすくなるのです。医学知識に乏しい昔の人間は、知らなかったでしょうが」

あふぅ「ナァアアアアアア!!」 ちひゃー「シャアアアアアア!!」

ゆきぽ「ぽおえぎぎぎぎぎぎぎ……!!」ゴリゴリ

P「鋸引きはヨーロッパにおいては、特にフランス・スペインでの執行例が目立ちます。
19世紀に入る頃までは、軍の処刑法として頻繁に行なわれていました」

刃が、中腹にまで到達。出血は抑え気味だったが、内臓がゆきぽの体からこぼれ出す。

P「19世紀以降、鋸引きは世界各地から姿を消しました。しかしどんな死刑・拷問もそうですが、
私刑という形で今現在も残ってはいます」

ここまで来てはもう、二匹は手を緩めなかった。一気にアゴ下まで鋸を引き、そこから頭の先まで切り下げた。

ゆきぽ「ぷぎぃがろうぼ!!」

両断され、ついにゆきぽは絶命した。
ぜえぜえと、あふぅとちひゃーが大息を吐く。

P「心配すんな。長過ぎるとダレるから、今回はおまえら殺さないどいてやるよ」

あふぅ「ナノ……」 ちひゃー「くぅ……」

さすがに無神経のあふぅも、喜ぶ気にはなれないようであった。

P「でも死体の後始末まで、きちんとやれよ。やよのもな」

あふぅ「ナァ!?」 ちひゃー「くぅっ!?」

P「まあ、あれですね。死刑ってのは執行する側にとっても罰、のような一面がありますね。
昔の執行人は仕事として割り切っていたでしょうけど、日本においては非人にやらせていたとか、
デリケートな話題に移ることがあります」

あふぅ「ナノォ……」シクシク ちひゃー「くぅぅ……」シクシク

P「以上、ぷちどるで学ぶ世界の死刑6でした」

終わり


  • 最終更新:2014-02-20 15:34:01

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