ぷちどるで学ぶ世界の死刑9

今回のテーマ「飢餓刑」

P「何もない所で、何も与えず。食べなければ、栄養を摂取しなければ、人は死にます。
最も手間がかからない死刑と言えましょう」

P「まあ歴史を勉強するまでもなく、刑死した人間よりも自然に飢え死にした人間の方がはるかに多いのは、
誰でも知っているでしょうけどね。その辺はまた別の機会に語ります」

P「先ほどから私一人でしゃべっていますが、これはぷちどもがすでに『死んで』いるからです。
今回、受刑者となったぷちの死にゆく模様は、編集したビデオで鑑賞したいと思います。
手間はかからずとも時間はかかるのが、この死刑の特徴ですから」


カタカタ……(ビデオが再生される音)


やよ「うっうー!」ζ*゚ヮ゚)ζ

P「またこいつかよ、とか思わんでください。クズぷちどもの分もありますのでご安心を……。
まず、人は飢えるとどうなるのかを、やよに実践してもらいました」

やよ「うー?」ζ*゚o゚)ζ

P「ワンルームサイズの四角い部屋に、やよを閉じ込めます。中にあるのは電球とカメラだけです。
窓もなく、ドアは決して開かないようになっています。そしてドア、床、壁、天井はすべて白塗りです」

やよ「うー!」

P「受刑者を閉じ込める形式の飢餓刑では、幽閉的な苦しみも加えられました。
暗闇に受刑者を放置するなどがそれですが、今回は白い部屋をチョイスしました。
これは精神的な不安を誘う拷問の一種であり、発狂する可能性を高めます」

やよ「うー、うー!」

P「そしてこのまま何も与えず、やよを飢えさせます。次の映像は、幽閉二日目のものです」


二日目……
やよ「う~! うう~!」ζ*T0゚)ζ

P「どちらかというと、渇きを訴えているようです。やはり、生きるには水分の方が大事なんですね。
目に見えて痩せてはいません。そんなにすぐ痩せるはずもないです。次は四日目……」


四日目……
やよ「う……うぅ……」ζ*゙o゙)ζ

P「横になってます。本能で生命危機を悟ったのか、無駄に動かず、無駄に叫ばないようにしてますね。
水分補給さえあれば一ヶ月は生きられるとはよく言いますが、真偽は定かではありません。
外見的な変化はそうないように見えます。次は五日目……」


五日目……
やよ「う……ぁぁ……」ζ>゙p゙)ζ

P「ようやく頬がこけてきました。気力体力ともに衰え、排泄物は垂れ流しです。
坊さんの修行(断食行)も、七日が限界といいます。意志の弱いぷちでは耐えられません。
次は六日目……」


六日目……
やよ「うぅぅう~~びぃぃぃいい!!」ζ#゚皿゚)ζ

P「精神に異常をきたし始めました。自分の糞尿を喰らっていますが、足しにもなりません。
空腹だと幻覚を見るらしいですが、一種の錯乱状態なわけですね。ともかく、
エネルギーを無駄に使ってしまってもいるので、死期も早まるでしょう。次は七日目……」


七日目……
やよ「うっ……ぅ……」::ζ#゙皿゙)ζ::

P「とうとう、本当に動けなくなったようです。気持ち、痙攣を起こしています。
昏睡状態に陥る一歩手前、といったところでしょうか。次は八日目……」


八日目……
やよ「」ζ#゚皿。)ζ

P「ご臨終です。真面目に調べてみましたが、まったく飲まず食わずだと、やはり一、二週間で死ぬそうです。
最低限摂取しているように思えても、死んだ例もありますが。マッスル北村さんとか……」

やよ「」ζ#゚皿。)ζ

P「爪で、体のあちこちを掻きむしった痕があります。痩せ具合よりも、そっちの方が目立ちます。
栄養失調と食いしばりが原因か、歯茎から血膿が出てます。というか、歯があったんですね。
目はギョロリと見開かれていて……ただでさえキモいのが、さらにキモくなってます。放送禁止レベル」


カタカタ……(ビデオ切り換え)


P「というわけで、餓死した生物の姿が、どれほど悲惨かわかっていただけたと思います。
しかしこのテーマはまだまだ続きます。そして今度死ぬぷちどもは……」

ゆきぽ「ぽぇー!」 あふぅ「ナノ!」 ちひゃー「くぅう!」

P「クズトリオですね。これに、もう一匹加えました」

たかにゃ「し、しじょっ!?」

P「最近、株が暴落気味のたかにゃです。暴食への罰として、出演してもらいました」

ぽえーぽえー! ナノォオ! シャー! 『不安』

P「まあこいつらを選んだ理由は、性格が好戦的だからでもあるんですけどね。
この四匹を、やよと同じように何もない部屋へ、一緒に閉じ込めます。
コンクリの壁は分厚く、ゆきぽからはスコップも取り上げているので、脱出は不可能です」

ぽえー! ナノォ! シャー! 『面妖』

P「もちろん、食べ物も水も与えません。そうです、共食いさせるのです。
本来は受刑者同士を向き合わせた格好で縛り上げ、飢えの訪れまで放置してました。
宗教戦争時のフランスで行なわれた方法です。まったく中世ヨーロッパは地獄ですね」

ポエー! ナノオ! シャー! ・・・

P「しばらく、こいつらは喚き続けているだけでした。進展がないので、三日目まで飛ばします……」


三日目……
ぷち達「「「「……」」」」

P「部屋の四隅に、それぞれ一匹ずつうずくまっています。やっと、自分達の状況を理解したようです。
腹を空かせ、喉を乾かせ、目を血走らせ。弱ってはいますが、殺気は増しています。
そろそろ、禁忌的な考えを起こし始める頃です。食って寝て遊べが身上のクズどもです、
理性を保っていられる時間は長くはないでしょう」

あふぅ「フー……」 ちひゃー「く? シャー!」

P「あふぅが、ちひゃーに獣の目を向けました。確かにゆきぽやたかにゃに比べれば、
ちひゃーは弱い方でしょう。しかしまだ、ちひゃーにも抵抗する元気は残っています」

あふぅ「……」 ちひゃー「……」

P「結局この場は、何事も起きずに済みました。まあ部屋の空気は、一層不穏になりましたけど」

ゆきぽ「……」 たかにゃ「『空腹』」

P「両者とも、虚ろな目をしています。たかにゃは、普段あれだけ食べてはいますが、
長期間持つ分の栄養を体内に溜め込んでおくといった機能は、持っていなかったみたいです。
さ、次は四日目です……」


四日目……
ちひゃー「ぐぅ~、ぐぅ~……」 あふぅ「……」

P「低く唸りながら、ちひゃーが狭い部屋を徘徊しています。よく聞くと、腹の音も混じってます」

ゆきぽ「……」 たかにゃ「……」

P「餓死とは飢えによる衰弱死ですが、栄養の足りない状態だと病気にもかかりやすくなります。
例えば、太平洋戦争における日本兵の死因の七割は飢餓と病気によるものですが、
病死者の多くにはやはり栄養失調が深く関わっていました」

『立つことのできる人間は……寿命三〇日間
身体を起こして座れる人間は……三週間
寝たきり起きられない人間は……一週間
寝たまま小便する人間は……三日間
ものを言わなくなった人間は……二日間
またたきしなくなった人間は……明日
兵士たちのこの生命判断がはずれることは、ほとんどなかったという』
「ガダルカナル 学ばざる軍隊」より

P「これに戦争の緊張感が加わるんですから、発狂しても何らおかしくありません。
そういう意味では、ぷち達のいる部屋も似たような修羅場になりそうですが」

ちひゃー「ぐぅ……」 あふぅ「……」

P「もう少しで局面が動きそうですね。それでは五日目といきましょう」


五日目……
ゆきぽ「ぽぇ!」ガシッ ちひゃー「くっ!?」
あふぅ・たかにゃ「「ガブリ!」」 ちひゃー「ぐ、ぎゃああああ!!」ブシュー

あふぅ・ゆきぽ・たかにゃ「「「ガツガツ!」」」
ちひゃー「ぐぁ……」ピクピク

P「共食いを始めました。犠牲者は、ちひゃーです。他の三匹が襲いかかりました。
ゆきぽが剛腕でちひゃーを羽交い絞めにし、あふぅとたかにゃが首筋を噛み千切ったのです」

ちひゃー「」

P「やはりこの四匹の中では、ちひゃーが一番弱かったですね。まさに弱肉強食。
それにしても、ぷちどもの躊躇のないこと。野生に返ったというより、本性を現したという感じです」

あふぅ「ナノ!」 ゆきぽ「ぽえ!」 たかにゃ「……」

P「とりあえず、クズトリオの二匹は満足したようです。たかにゃは、目が死んでいます。
なんか覚悟を決めた様子です。一番恐ろしいのはたかにゃでしょう」

あふぅ「zzzzz」

P「地獄が少し長引いただけです。飢えは繰り返しやってきます。
そして、このままでは終わらせません。連中に友達を紹介してやります」

蠅「ブーンブーン」

P「極小サイズの通気口から、蠅の一群を送り込みました。死ぬ前からでも、生物にたかってくる虫です。
ぷちどもの他に、部屋にあるのは死骸と排泄物。絶好の環境です」

ぽぇ!? ナノ!? …

P「たかにゃなら全部はたき落としそうですが、体力温存で動こうとしません。
ウジはすぐに湧くので、放っておくと大変なことになるのですが……」

あふぅ「ビィィイイ!! ナノォォォオオ!!」ワシャワシャ

P「蠅が、なぜかちひゃーの死骸よりも、あふぅの方に多くたかっています。
やはりあいつは、不潔な物体だったんですね」

蠅「ブーンブーン」

P「飢餓刑では、ごく自然にこうした苦しめ方が追加されました。
センスの見せどころとはいえ、実際この処刑法にはあまり手を入れる余地がありません。
マスクを被せたり、腱を切って立てなくさせるといった嫌がらせはありますが。
溶けた鉛でノドを塞いだなんて例もあるそうですが、これはそれだけで死んじゃいそうです」

ナノオオオ!


七日目……
ゆきぽ・たかにゃ「「ガツガツ!」」 あふぅ「」

P「あふぅが、食われています。寝てる間に、二匹に叩き殺されていました。
これ以上栄養が落ちて腐る前に殺そうと、判断されたのです。蠅のせいで疲労していたあふぅは、
ほとんど抵抗できませんでした。ともかく、四匹いたぷちが半分になりました……」

ゆきぽ「ぷふぅ!」 たかにゃ「しじょっ!」

P「『蟲毒』という呪いをご存じかと思います。ツボやビンなどの密閉空間に、
ムカデやらクモやらサソリやらを入れ、最後の一匹になるまで生存を競わせます。
そうして生き残った虫の怨念を、呪いに利用するというものです。でもこれって、
自然界のごく普通の光景ですよね? あんまり効果があるとは思えません」

ゆきぽ「……」ギロッ たかにゃ「……」キッ

P「クズぷち筆頭と、まあ頭脳明晰と言えるぷちとの一騎打ちです。この場は、双方引き下がりましたが」

蠅「ブーンブーン」

P「こちらは、相変わらず元気です。すでに大量の卵を産みつけ、ウジが湧いています。
まあウジが成虫になるには最低でも一週間以上かかるので、それまでには決着もついているでしょう。
次は三日後で、初日から数えて十日目です……」


十日目……
ゆきぽ「……」ゼエゼエ たかにゃ「……」ハアハア

P「二匹とも精神の限界を迎えようとしてますね。お互いを警戒して、一睡もできないでいます。
動けなくなるまで体力が落ちる前に、相手を仕留めなくてはなりません。
あんまり痩せてしまうと、食べる部分も少なくなります。蠅も邪魔してきますし」

蠅「ブーンブーン」

P「この頃になると、生きていても腐臭を放ち始めます。ましてや、排泄物は垂れ流し状態。
振り払っても振り払っても、蠅はたかり続けます」

ゆきぽ「ぽぇ!」 たかにゃ「『不快』」

P「もっと蠅を利用した飢餓刑では、受刑者を身動きできなくして、貪られるままにさせました。
この場合、自然と肛門付近に蠅が集まってくるので、受刑者は腸の中まで食われることになります。
卵を産みつけられ、幼虫や寄生虫に体内を食い荒らされるという、地獄の苦しみです」

蠅「ブーンブーン」

P「飢餓刑に関する文献を読むと、ペルシャとナチスの名が必ずと言っていいほど出てきます。
この手の刑罰は、古代にギリシャ人がよく味わったそうです。ナチスに関しては、言わずもがな。
強制収容所では毒ガスよりも栄養失調で、多くのユダヤ人が死んでいきました」

ゆきぽ「……」 たかにゃ「……」

P「今日のところは、まだ様子見です。しかしじきに動くでしょう……」


十二日目……
ゆきぽ「ぽぇっ!」ダッ
たかにゃ「! しじょっ!」ザシュッ
ゆきぽ「ぽぎゃあああああああああ!!」ブシュー

P「勝負は一瞬でした。ウトウトしかけたたかにゃに、ゆきぽが襲いかかったのですが、
気づかれて反撃でノドを切り裂かれました。殺す時は無言で殺せってやつですね」

たかにゃ「ガツガツ!」 ゆきぽ「」

P「もう淑女的な雰囲気は、欠片も残ってませんね。髪もボサボサですし、鬼婆そのものです」

たかにゃ「ガゥゥ……」ノ∬゚皿゚∬

P「生き残りましたが、たかにゃにはもう少し苦しんでもらいます。
栄養補給もできたのですぐには死なないでしょう。次は五日後……」


十七日目……
蠅「ブーンブーンブーンブーン」

P「ウジが、続々と成虫になり始めています。さすがにこいつらを食べるわけにはいきません。
『鉄鍋のジャン!』にも出てきた食用ウジは現実にあるみたいですが、当然無菌です」

たかにゃ「……」∬#゙皿゙∬

P「部屋の隅で、じっとしていますね。ゆっくりと死を待つ獣のようです。
頃合いなので、出してあげるとしましょう……」

ガチャリ

たかにゃ「うぶしゅるるるるる……」∬#゚皿゚∬

P「理性が吹っ飛んでいるようです。襲われてはかなわないので、豪華料理を用意しました。
耐え忍んだご褒美として、好きなだけ食べるよう言ってあります」

ズラーッ(各国の最高級料理)

たかにゃ「ガツガツガツガツ!!」

P「早速、貪ってますね。でも暴食女王とはいえ、あまりかっこむと……」

たかにゃ「!!」ビクンッ

P「急性胃拡張ですね。極度に飢えている状態で、大量に食べるのは危険です」

たかにゃ「……『永眠』」コテン

P「罰として受けずとも、生きている以上、飢える恐れというのは常にあります。
不足のない環境に感謝しましょう。まあ偉そうなことを言うつもりはありませんがね」

たかにゃ「」

P「以上、ぷちどるで学ぶ世界の死刑9でした」

終わり

  • 最終更新:2014-02-20 15:43:26

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