ぷちどるクッキング~チャーシューまこちー

チャーシューを作るよ。
材料はでっぷりと太ったまこちー。
お腹周りにしっかりと肉が付いておいしそうですね。

「まきょ?」

裸に剥いたまこちーを、まずは肉と脂肪が分離しないようにたこ紐でしばります。
ほどほどのきつさにしておきましょう。

「ま”、ぎょ……」

手と足の付け根はしっかりと。
血が止まって紫色になってきました。
さて、手足は邪魔なので切り落とします。

「ま”ぎょ、ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っ」

ちょっと早かったようです。
痛みにのた打ち回ってますね。
でも太りすぎて転がれていません。
気にせず、全部切り落としてしまいましょう。
ぶら下げて血抜きをしている間に、タレをつくります。
醤油、味醂、酒、砂糖そして隠し味にニンニク。
痛みに気絶しかけてるまこちーを、タレに漬け込みます。
寸胴にタレを張って、体だけをつかるようにしましょう。

「や”や”や”や”や”や”や”」

タレが傷口に染みて、苦しそうです。
顔を漬け込まないので、苦悶の表情が良く見えます。

三十分ほどたったでしょうか。

「カヒュー、カヒュー」

息も絶え絶えで、鳴き声すら発することが出来ていません。
タレに漬け込んでいる間に、残った手足を煮付けましょう。
こちらもいわばチャーシューになります。
タレはまこちーを漬け込んでいるのと同じ。煮る場合は、濃くなりすぎるので水で多少薄めますが。
体と同じようにしっかりとタコ糸で結びましょう。
煮崩れが防げます。

さて、タレも程よくしみこんだかな。

「ま”、……ょ」

まだ息がありますね。
さすがの生命力。
本格的なのは、棒でさしてぐるぐる回すのをイメージするでしょうが、そんな器具はないのでフライパンを使います。
大きめのフライパンを用意して、熱します。
油を薄く延ばしましょう、肉が引っ付かないためです。
では、焼いていきます。足のほうから焼いていきましょうか。

じゅぅぅぅぅうぅっ!!

「ま”、ぎょぉあああああああああぁあぁぁぁっ!」

おぉっ、断末魔の叫びですね。
じっくり、ゆっくりと表面を焼き付けていきましょう。
肉汁を中に閉じ込めるためです。

「や”ぁっ!」

おっと、足を焼いているときにまこちーが頭を振って暴れたために、手を滑らしてしまった。
そのままフライパンに倒れこんだまこちーは、
じゅぉぉぉっ!
背中を焼き付けることに。

「ま”ああぁぁっ!」

火事場の馬鹿力か、腹筋だけで跳ね上がろうとするので、しっかり押さえつけましょう。

「ま”、ま”、ま”……」

やがて、叫び声も小さくなってきます。
全身を焼き付けた後は、火を弱くして、中まで火を通していきます。

しばらくして。

上手に焼けましたー。
あとは、首を切り落として、体をスライスしていくだけです。
お皿に、綺麗に並べましょう。
首はお皿の真ん中に、布で覆い隠しておきます。
その周りにはスライスしたお肉。
手足は限定四食の煮チャーシュー。
さぁて、完成、まこちーチャーシュー。

みんなー、おいでー、ごはんだよー。

「ぽぇー」「はぁにぃ」「ぴっ」

まずやってきたのは、事務所住みの三匹。
ん、お前たちだけか?

「かっかー」「くっ」「とかー」「ちー」「うっうー」

今日は結構いるなぁ。
やよいと千早と貴音は仕事だったっけ。

みんな、お腹は空いているか?

「ヴぁーい」「はぁにぃっ!」

ははっ、はるかさんは元気だな。
俺は、ご飯じゃないぞ。もちゅるのはやめなさい。
あふぅも顔に飛びつくんじゃない。

さ、召し上がれ、特製チャーシューだ。
みんなおいしいかい?

「ぽぇ~」
「くっ!」
「かっかー」
「ハァニィー」
「とかー」「ちー」
「うっうー」

みんな喜んでくれて何よりだ。
ほらほら、がっつかなくても一杯あるから。

「くっ?」

どうしたちひゃー、その布が気になるのか?

「くっ」

ちひゃーが肯くので、そろそろお披露目してあげることにした。

これは、チャーシューの材料さ。

ぷちたちの視線が、手元へと集まるのを確認してから布をはいだ。

ほら、みんな大好きまこちーだよー。
ちょっと焼けちゃって顔が分りづらいかな?

「…………」

あれ、どうした、シーンとして?

「ぽげぇぇぇっ!」

ゆきぽがいきなり吐き出した。
あぁ、もったいないせっかく作ったのに。

「ぴぃっ! ぴっ、ぴぃぃぃっ!」

ぴよぴよが、血相を変えて叫んでいる。
うーん、なにが言いたいかわからん。

「くっにゃぁぁっ!」

何を鳴いているんだいちひゃー。

「とかぁぁぁっ!」「ちぃぃぃぃっ!」

こあみ、こまみもぶるぶる震えて、お漏らししているじゃないか。

そうか、まこちーの顔が怖いんだね、じゃぁ、布で隠してあげよう。

「とか-」「ちー」「くー」「ぽぇぇっ」「ぴぃぃっ」

あぁ、みんな鳴きながら出て行ってしまった。

もーしゅ、もーしゅ。
その中でも残ってくれた三匹は、チャーシューを頬張ってご満悦。

「ヴぁーい」
「うっうー」
「はぁにぃ」

お前たちは、この味が分ってくれるか。
よし、次はもっとおいしいの作ってあげるからな。
次は、何を作ろうかなぁ。

おしまい。

  • 最終更新:2014-02-20 15:15:57

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