みなしごぷっち

ある日、765プロに奇妙な生き物がやってきた。
微妙にアイドルそっくりの姿かたちをした「ぷちどる」。
最初こそみな、可愛がっていたのだが・・・


三か月後 七月下旬

P「・・・はぁ」

高木「・・・どうだったかね?」

P「・・・ダメです。どこも引き取ってくれやしません・・・」

律子・小鳥「「・・・そんな・・・」


765プロの皆は、ぷちどる達に手を焼いていた。

ゆきぽは情緒不安定で、そうなると事務所の床だろうが壁だろうが、所構わずスコップで穴を掘り。

あふぅは機嫌が悪いと暴れて事務所を荒らし、Pや高木、真に引っ付きたがり。

いおはやたらとおでこからビームを発射して事務所の備品を破壊し。

やよは事務所の床にに落ちているお金をくすね、さらには次第に皆からこっそりと掏るようになり。

こあみとこまみは危険なイタズラをして、皆に大けがを負わせようとしたことがあり・・・。

最後にちひゃーは、毎日のようにジャ○アンリサイタルを開催、その騒音で毎日のように近所から765プロに苦情が持ち込まれる・・・。
おまけに人の頭をやたらと叩き、髪のブラッシングまで要求する。

そしてこいつらは、非常にお互い仲が悪い。毎日のように殴り合い、取っ組み合いのケンカをして、そしてまた事務所が荒らされていく。
全く周囲のことを考えるという発想が浮かばないらしい。
昨日の昼も・・・

「くっ!!くっ!!」「うっうー!!」「ナノッ!!」「ぽえぇぇぇっ!!」「とか!!」「ちー!!」「もっ!!」ドタバタ ガラガラガッシャーーン

「こらー、やめなさーーーい!!ご飯は皆平等に分けてるでしょう!!!」

・・・ちなみにこれが、ここ三か月間の765プロのお昼休みの風景である。
すぐにあいつの方がエサの量が多いだの、美味しそうななものを貰ってるだの・・・すぐにケンカを始める。

765プロの面々は、困ったちゃんを通り越して迷惑千万でしかないぷちをどうするか、頭を悩ませてきた。

まずは躾と、飼い始めてから一か月後、ぷちどるの中では頭も良くて、周囲に迷惑もかけず、765プロの仕事も手伝ってくれるちっちゃんとぴよぴよをリーダーに、他のぷち達に規律を覚えさせることを始めてみた。

「めっ!めっ!!」 「ぴっ!ぴっ!!」 

「くっ!!くっ!!」「うっうー!!」「ナノッ!!」「ぽえぇぇぇっ!!」「とか!!」「ちー!!」「もっ!!」ドタバタ ガラガラガッシャーーン

「「・・・・・・」」

効果なし。
いつものようにご飯の奪い合いが起きたとき、注意してやめさせようとする二匹を無視して、他のぷち達は皆、「思い思い」に過ごした。
周囲のことも考えずに。

次に、765プロの面々が主体となって躾を始める。
今度は体罰である。
ちっちゃんとぴよぴよの例を見て、言葉で言い聞かせても意味がないのはわかっていた。
ある日、あふぅがケンカに勝ってご飯を独り占めし、食べ終わった後に事務所の床で用を足し始めたとき。

「…あふ…ぅ…ん…」ブリブリブリ ・・・ゴチンッ 「ん゛は゛に゛ぃ゛!!」

「何やってんだ、トイレでやれと言っただろうが」

Pが殴りつける。


「・・・はにっ・・・・ナ゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!」ガブッ

「・・・痛ってぇ!!」

・・・効果なし。
飼い始めてから二か月、体罰を使った躾を行ったが・・・却ってぷち達が暴れ回るようになってしまった。

・・・最後は、だれか別の人間に世話を託すか。
それとも、捨てるか、処分するか――の三択となった。

まず響は、すでにアウト。
前に動物好きということで世話を頼んだが、三日と持たずにぷちは事務所へ戻された。

というわけで、Pがペットショップなどに行って引き取ってはくれまいかと頼むも、あっさり断られた。
見るだけで、何やら得体の知らない生き物と分かるぷちを売り物にはできない、ということだった。

そして、保健所。
ぷち達の処分を依頼したが、やはり断られる。
理由は、ペットショップの時と同じであった。

  • 最終更新:2014-02-20 16:26:18

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