週刊!ぷちます!第一回

ここ765プロにはぷちどるという生命体が住み着いている!

しかも、今日はアイドルも社長もピヨもいないという絶好の機会!

ならばやることは一つ!

「ゆきぽはいねーがぁーー!」ガチャッ

「ぽぇぇぇ~!?」ササッ

驚かせてしまったらしい。物凄い速度で給湯室へと消えたいった

「まきょ?」

残されたまこちーがこっちを見ているが……悪いな、今回はお前の番じゃないんだよ

「ヤー!ヤー!」ナデナデ

まこちーの頭を撫でてからゆきぽを追う

「ぽぇ…ぽぇ…」ガクブル

ひっくり返ったダンボールがガタガタ震えている

獲物はそこか

ダンボールをひっくり返してゆきぽを取り出す

「ぽえっ!?」ビクッ

「ゆきぽよ…………………」

「海へ行くぞぉぉぉぉ!!!」ギュゥゥゥ

「……………………ぽぇ?」キョトン

分け分からんといった顔でゆきぽが俺を見ている

「俺は知ってるんだ!律子に事務所内での穴掘りを禁止されたお前の苦悩を!」

「……」

「砂浜なら思う存分穴が掘れるぞっ!」

「……ぽぇ///」ニヘラ

「さぁ行くぞゆきぽ!準備をしろ!」

「ぽぇ~」トトトト

そしてゆきぽが持ってきたものは

愛用のスコップ・お気に入りのお茶・沢庵

まさにゆきぽを体現するものばかりだ

「ぽぇっ」ジュンビカンリョウ

「じゃあ行くか!」

冬の海…そこならば誰かに見つかることもあるまい

我ながらいい考えだ

車を走らせること2時間

その間ゆきぽは窓の外を見ながら

「ぽぇ~ ぽえっぽ~」パタパタ

尻尾を振ってご機嫌だ

「さぁ着いたぞ!ゆきぽ!」

「ぽぇぽぇ!ぽぇっぽー!」ピョンピョン

正直寒い…しかし、ゆきぽは大はしゃぎだ

「ここなら律子に怒れれることもない!存分に掘るがいい!」

「ぽえっ!」ケイレイ

そしてみるみる大穴を掘り出した

「ぽえっぽぇ~♪」ザクザク

スコップが唸りをあげる

「ぽえっぽ~♪」ザクザク

既に俺の身長を遥かに超す深さだ

「上がってこれないってオチはやめてくれよなー!」

「ぽぇ~♪」ザクザク

尚も掘り進める

「暇だな……飯とかの準備でもしとくか」

冬の海に入るわけにもいかず、かといって俺が砂浜で楽しめそうなものはない

まぁゆきぽが楽しそうだからいいんだけどな

「ぽぇ~ぽぇ~」ザクザク

声が聞こえなくなってきた

どこまで掘る気だ?ゆきぽは…

「ぽぇ」ノソノソ

砂まみれのゆきぽが穴から這い上がってきた

「どうだ?満足したか?」ナデナデ

「ぽぇ///」テレテレ

穴の底は…見えなかった…

「腹減ったろ?飯にしようぜ!」

「ぽぇ」コクン

ゆきぽに沢庵を渡してやった

「ぽぇ~」コリコリ

うまそうに食いやがって…

「一仕事した後の沢庵はうまいか?」

「ぽぇ!」コリコリ




「ぽー」ゲップ

ゆきぽは沢庵一本食べつくした

「俺の分が一本あるぞ!食うか?」

「ぽぇっ!…………ぽぇぽぇ」ブンブン

さすがに一本満足したらしい

そのうち

「ぽぇ…」ザクザク

また穴を掘り出した

「ぽ…ぇ…」スポッ

「すーすー」Zzz

眠りだした

たくさん遊んで疲れたのだろう

だが寝ているゆきぽはなぜか意地悪したくなる

俺はゆきぽを穴から取り出した

しばらくすると

「ぽぇ…」ザクザク

寝てるのか起きてるのか分からない顔して再び穴掘って眠りだした

このゆきぽの行動がおもしろくてもう一度穴から取り出した

「ぽぇ…」ザクザク

「すーすー」Zzz

さらにもう一度取り出す

「ぽぇ…」ザクザク

「すーすー」Zzz

どうやら反射のようなものらしい

そこで俺はまたゆきぽを取り出し、持ってきた小型ボートにのせて海に流した

しばらくすると

「ぽぇ…」ザク

その瞬間ボートの底から水が流れ込んできた

「ぽぇぇぇ!?」

目覚めるゆきぽ

やはりあの行動は反射だったか

「ぽえっ!?ぽえっ!?」アタフタ

岸から離れていくボート

しかし何も心配は要らない、後30分もすれば潮の流れが変わってここに戻ってくる

それまでボートが浮かんでいれば、の話だが

「ぽぇぇ!ぽぇぇ!」バッシャバッシャ

浸水の止まらないボートから、スコップで一生懸命水をかき出すゆきぽ

せっかくだから、俺はこの白のゆきぽを応援するぜ

「おーーい!頑張れよゆきぽーー!!」

この声でようやく俺に気づいたらしい

「ぷぃぃぃぃぃぃ!!!!」バシャバシャ

俺に助けを求めてきた

助けてやりたいがボートはアレ一つしかないんだよなぁ

俺は泣く泣くゆきぽの救出を断念した

すると

「ぽぴぃぃ!!ぴぃぃ!!」バシャバシャ

ゆきぽが俺にキレだした

全く、最近の若者はキレやすいんだから

ってゆうかボートに穴開けたの俺じゃねーだろ常識的に考えて

「ぴぃぃ!!ぴぃぃ!!」バシャバシャ

ゆきぽは相変わらず助けを叫びながら水をかき出している

スコップを使い慣れているせいなのかボートの浸水は抑えられていた

あれだけ穴掘っといて、よくもまぁそんなに動けるもんだ

この調子なら無事に戻ってこられるかもしれないぞ

しかしその数分後、ゆきぽの動きが悪くなってきた

「ぽびぇぇぇぇぇぇ!!」バシャバシャ

泣き出した

「びぇぇ!!びぇぇぇ!!」バシャバシャ

それも聞いたことがないレベルの大声で…

周りに人がいたら迷惑だったろうなぁ

さらに数分後、ゆきぽの体は既に半分近く沈んでいた

「ヒーーーーー」バッシャ バッシャ

疲れて声も出なくなっていた

動きも鈍いが、それでも水のくみ出しをやめようとはしなかった

「頑張れ♪頑張れ♪ゆ!き!ぽ!」

そんな姿に胸を打たれて俺も応援してやる

しかしゆきぽの努力もむなしく、ついにボートは沈んでしまった

「きゅー きゅー」バシャバシャ

溺れるゆきぽ

お前泳げないからあんなに必死だったのか

「ぽきゅきゅー」バシャバシャ

しばらく妙な泣き声を続けた後

「ぽきゅ」ブクブクブクブク

ゆきぽは沈んでいった

俺がそのまま海面を見つめ、ゆきぽに壊された床の修繕費の思い出に浸っていると

「」ザザブーン

ゆきぽが死骸になって戻ってきた

おぉゆきぽよ、死んでしまうとは情けない

とりあえずこの死骸はさっき掘ってた穴に埋めとこう

これだけでかい穴なら全ぷち入れてもまだあまりそうだ

待ってろよゆきぽ!すぐにみんなもそっちに送ってやるからな!



  • 最終更新:2014-02-20 16:11:21

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