週刊!ぷちます!第三回

─765プロ控え室─

P「おはようございまーす♪」

今日の俺はやる気に満ち溢れている

なぜなら明日は久しぶりのライブだからだ!

それも常夏のリゾート地で!

社長「おはようプロデューサー君!いよいよライブ前日だね」

P「一週間前からスタンバってたおかげで準備は万全です!」

律子「一週間前から遊びに来てたの間違いじゃないんですか…?」

P「律子!?殺されたハズじゃ!?」

律子「残念だったなぁ!Pの亡霊が彷徨っている以上、おとなしく棺桶の中で眠っている訳にはいかんのでな!」

???1「ヘックション」

???2「黒ちゃん大丈夫?」

???3「なんでおっさんのスカウトに俺達が付き合わなきゃなんないんだよ…」

P「今何か聞こえたような?」

律子「話をそらさないでください!一週間も前から何をやってたんですか!?」

P「そりゃもう…」

響「自分の両親に挨拶してたんだぞ!」

律子「そんな用事のために一週間も早く来たんですか!?」

律子「…………」

律子「響の両親にあいさつ?」

バタバタバタッ

美希「ハニー!浮気は駄目なのっ!浮気は!」

春香「ここにいる可憐な乙女はどうするんですか!?天海春香ですっ♪」

律子「あんた達どっから湧いて…じゃなくてどういうことなんですかプロデューサー!説明を!」

社長「それは私の特命でね、今はまだ秘密ということにしておいて欲しいのだが?」

律子「お使いですか…」

美希「心配して損したの…響に負けるはずないの…寝なおすの…」

響「美希を起こさないで欲しいぞ!死ぬほど疲れてるらしいからな…」

春香「ここに日本中が憧れる超絶可愛い女の子がいますよ!?天海春香ですっ♪」

ワイワイガヤガヤ

他のアイドル達「おはようございます!」

社長「それじゃ後は頼んだよ」

P「よーし!ミーティング始めるぞ!」

アイドル達「うぇ~い!」

───────────────────

P「……以上で説明は終わりだが質問は?」

伊織「アンコールは2曲よね?時間余る気がするんだけど…」

真「本当だ!練習の時より一曲少ないですよ、プロデューサー!?」

P「そこはわざと時間を空けてあるんだ」

亜美「なんでなんで?」

P「それは…お前達がリハでタイムスケジュール通り動けたら教えてやる!」

律子「それが社長の言ってたお使いに関係するのね…」

P「まぁそんなとこだ。それじゃ練習だからって手を抜くなよ?」

真美「真美達はいつだって全力だよー!」

美希「あふぅが……いなくなって……せいせいするの……」zzzz

P「誰か起こしてやれ…」

───────────────────

─ステージ上─

スタッフ「はいオッケーです!皆さんお疲れ様でした!」

ζ*'ヮ')ζ「うー…疲れました」

千早「空いた時間で何をする気なのかしら?」

雪歩「社長の手品とかじゃないですか?」

あずさ「それだと普通過ぎる気がするのよね」

春香「響ちゃんは知ってるんだよね?」

響「まぁな!親の説得が大変だったぞ!」

貴音「響の両親が歌うのですか!?」

響「それはやめて欲しいぞ…」

千早「ともかく控え室に行けばプロデューサーが教えてくれるはずよ」

─リハーサル中・舞台袖─

社長「二匹のぷちどるの件、すまなかったね…」

P「俺もイライラしてたのでちょうど良かったです。気にしないでください」

社長「そう言ってもらえるとありがたい。ゆきぽ君は我々を減給にすることで少しは耐えられたが…」

P「あふぅは完全に公害でしたからね。障害児を一般クラスで育てるなんて無理ですよ」

社長「他のぷちどるも、アイドル達に悪影響を及ぼすなら処分を検討しなければならないが…」

P「その時は俺がやりますよ。あんなやつらのために、これ以上アイドル達の苦しむところは見たくないですから…」

社長「増えない給料・悪臭・次はなにが起きるのやら」

P「問題が起きたら解決すればいいだけです」

社長「これからもそう上手くいけばいいのだが…」

P「社長、リハーサル終わったみたいですよ。俺達も控え室に戻りましょう」

ワイワイガヤガヤ

─再び控え室─

美希「ハニー見ててくれた!?」

P「おう!良かったぞ美希」

春香「模試で満点とっても本試が0点じゃ意味ないよ、美希!」

美希「そんな春香みたいなことしないの…」

千早「ちゃんと時間内に終わりました、そろそろ教えてくれてもいいのでは?」

P「そうだな…社長、お願いします」

社長「うむ。少し待ってくれたまえ」ポパピプペ

社長「あ、音無君かい?もう来ても構わんよ」

ヒュンッ

小鳥「プロデューサーさーーーん!!また一人で置いてかれたと思いましたよーーー!!」

現れたのは音無小鳥と…

全ぷちどる「!?」

雪歩「社長…、これって?」

社長「ゆきぽ君とあふぅ君がいなくなって落ち込んでいたからね。元気づけにこの舞台で一曲歌ってもらおうと思ったのだよ」

ζ*'ヮ')ζ「いいんですか!?良かったねはるかさん!」

はるかさん「かっかー!」

真「まこちー!ライブデビューだって!」

まこちー「まきょ!」

貴音「しかしあなた方は歌えるのですか?」

やよ「うー♪」

こあみ「とかー♪」

こまみ「ちー♪」

ちひゃー「くっ!?くっ!?」

千早「そうよ、ステージで歌えるの!良かったわね、ちひゃー」

ちひゃー「くっくーー♪くっくーー♪」

P「ホテルはペット禁止だからぷちは響の実家で預かってもらえることになってる」

律子「だから先にこっち来て響のご両親と交渉を…」

いお「もっ……」

伊織「ほら、うさちゃん貸してあげるから。これで寂しくないでしょ?」

みうらさん「あらー♪」

あずさ「あらあら、みーちゃんどこに行くのかしら?」

社長「詳しいことはプロデューサー君に任せてあるから、君達はホテルに戻ってゆっくり休んでくれたまえ」

ワイワイガヤガヤ

社長「それじゃ君、頼んだよ!音無君は彼の代わりにアイドル諸君に付き添ってくれたまえ」

小鳥「どーせ私の仕事はお守りですよ…」

P「俺の部屋自由に使っててください。今日はこいつらと一緒に泊まりになりそうなんで」

小鳥「ピヨーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?」

P「じゃ行くぞお前ら!みうらさんお願いします!」

みうらさん「あらー!」スタンバーイ

ヒュンッ

─響の実家─

P「俺は家主にあいさつしてくるからお前らはそっちの離れで休んでろ!頼んだぞ、ちっちゃん・ぴよぴよ!」

ちっちゃん「めっ!」

ぴよぴよ「ぴっ!」

─夜・響の実家─

P「ふぅ、やっと寝静まったか…」

しかし『ぷちどるすぺしゃるらいぶ』とは社長もいいことを考える

ぷちどるの外見は女性や子共を中心に間違いなく受ける!

うまくいけばぷちどるのCD化、うまくいかなくてもグッズ展開ぐらいはできるだろう

そうしたら俺の給料も…

???「くっ!」クイクイ

P「なんだちひゃー?明日に備えて早く眠れ」

ちひゃー「くっくー!」ペシペシペシペシ

P「まさかブラッシングか…?」

ちひゃー「くっ♪」

P「よしてくれ、明日は早いんだ」

ちひゃー「くっ!くっ!」ユサユサ

P「……少しだけだぞ」

ちひゃー「くっ!」ポフッ

P「後で千早にブラッシング代請求してやる…」

ちひゃー「くにゃ~♪」

しかし

─二時間後─

P「もうこれだけやれば十分だろ!?」

ちひゃー「くっ!くっ!くっ!」ブンブンブン

結局二時間コースでブラッシングをやらされた

P「これ以上ブラッシング続けろってのか?俺の体力も考えろ!」

ちひゃー「くっ!くくーっ!」ブンブンブン

P「お前…まさか明日のライブに張り切ってんのか?」

ちひゃー「くっ!」コクン

P「だったら見た目じゃなくて歌で勝負しろよ…」

ちひゃー「くくっ!」ブンブンブン

P「俺はもう寝る、後は一人でやってろ」

ちひゃー「くっ!くっ!」ユサユサ

P「次揺らしてみろ?お前をオーブンで焼くからな?」

ちひゃー「くっ…」トボトボトボ

P「……」zzz

ちひゃー「くくくくぅ~♪」チヒャーウタウ

P「いい加減にしろよ!今すぐローストしてやろうか!?」

ちひゃー「くっ!くっ!」ブンブンブン

オーブンでチンしてやりたいがこいつの冬毛verは間違いなく売れ筋商品になる…

P「印税は全部俺がもらうからな!!」

ちひゃー「くっ!」

P「ならあと少しだけやってやる」

ちひゃー「くっくー♪」ポフッ

P「なんでお前そんなに偉そうなんだよ…」

ちひゃー「くっ?」キョトン

これで金が入ってこなかったらゆきぽ・あふぅと同じところに送ってやろう

ブラッシングはさらに二時間続き、朝の四時になってようやく開放された

─翌日・765プロ控え室─

千早「プロデューサー、目の下に隈ができてます…今日はライブなんですよ?」

P「知ってる…だからちひゃーの印税は俺がもらうぞ…」

千早「?」

社長「おはようアイドル諸君!体調は万全かね?今日はいよいよライブ当日だ!」

P「今から最終チェックを始める!開演まで時間がないんだ、気合入れていけよ!」

春香「プロデューサーさんお疲れみたいだね…昨日美希は部屋にいた?」ヒソヒソ

響「寝るときと起きるときはいたぞ?」ヒソヒソ

貴音「安心しなさい。昨日ホテルを抜け出した人間はいませんよ」ヒソヒソ

春香「お…おう(なんで言い切れるんだYO!)」ヒソヒソ

P「それとぷちども!お前らの衣装はこれだ!」

ババーン!!

響「なんでハワイアンな衣装なんだ…?」

みうらさん「あらー♪」ワクワク

あずさ「気に入ったの?みーちゃん?」

まこちー「ま…きょ…」プルプル

真「どうして落ち込むのまこちー?こんなに可愛いのに!?」

ちひゃー「くっ…」プルプル

千早「良かった…自分の衣装じゃなくて…」

P「とりあえずお前らはチェック行って来い。ぷちの面倒は俺達でみてる」

小鳥「みんな、頑張ってね!」

────────────────

小鳥「納期ぎりぎりだったので不安でしたけど、サイズぴったりで良かったですね」

P「そりゃあ依頼したのはプロですから」

ちひゃー「くっ!くー!」クィクィ

P「なんだ?またお前か……」

ちひゃー「くっ!くっ!くっ!」グイグイグイ

P「おい!どこへ連れてく気だ?」

小鳥「プロデューサーさん!いったいどこへ!?」

P「こいつに聞いてください!」

ちひゃー「くーっ!」グイグイ

P「分かったから引っ張るな!」

─ライブ会場付近のローソン─

P「で、ここに何の用が?」

ちひゃー「くっ!」ペチペチ

P「牛乳?これが欲しくてわざわざ俺をここまで連れてきたのか?」

ちひゃー「くっ!くっ!」ポイポイポイポイ

P「おい!何個買わせる………お前ひょっとしてあの衣装を気にしてんのか?」

ちひゃー「くっ…」ギクッ

P「今から牛乳のんでも胸は変わらないと思うが…」

ちひゃー「くっ!」コレ!

P「領収書は千早で切るぞ…」

ちひゃー「くっくー♪」

─ライブ直前・再び765プロ控え室─

P「さぁ、ショータイムだ!」

アイドル達「はいっ!」

春香「いくよー!765プローー!」

アイドル達「ファイトー!!」

バタバタバタバタ

小鳥「うまくいくといいですね!」

P「あいつらなら大丈夫です!それよりお前達も準備しとけよ、俺の(印税)生活がかかってるんだ!」

たかにゃ「?」シジョ

ちびき「だぞ?」

ちひゃー「」ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ

─アンコール中─

アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!

P「よかったぞみんな!さぁ、もう少しだ!」

美希「プロデューサー!ミキ、キラキラしてた?」

P「もちろんだ!だからラストはもっとキラキラしてこい!」

春香「プロデューサーさん!私は!?私はどうでした!?」

P「転ぶなよ!足元に気をつけろ!」

春香「そんなぁ~」

P「そしてお前達!ようやく出番だ!」

はるかさん「ヴぁーい!」

いお「もっ!」

ちひゃー「」ギュルルルルルルル

P「おいどうしたちひゃー!待ち望んでた出番だぞ?」

ちひゃー「くっ………」ハァハァ

やよ「うっうー♪うっうー♪」トテトテ

P「ほら!やよについてってステージ脇に待機しろ!」

ちひゃー「くっ…」ギュルルルルルル

小鳥「どうかしたんですかね、ちひゃーちゃん」

P「緊張しすぎなんじゃないですか?こいつらの歌なんて誰も気にしないのに」

小鳥「ぷちどるグッズで一攫千金狙ってる人の発言とは思えませんね」

P「『どんな』歌なのかはどうでもいいんです。重要なのは『誰が』歌ってるかなんですから」

小鳥「ついでに握手券も付けますか?」

P「もちろんです!さらに生写真はランダム封入にしようと思うんですけどどうですかね?」

小鳥「やりすぎると消費者庁からクレームきますよ…」

─ステージ袖─

ちっちゃん「めっ?めっ?」

ちひゃー「くぅ…」ハァハァ

まこちー「まきょ?」

ちひゃー「くっ!」ギュルギュルギュル

まこちー「まきょ…」

ドタドタドタドタ

真「さぁ出番だよ!」

律子「行ってらっしゃい!楽しんできてね!」

千早「練習どおりに歌えば大丈夫よ!」

─ライブ会場─

MC高木「うんうん!実に素晴らしいライブだった!」

パチパチパチパチ

MC高木「ところで…今回このライブに来てくれたみんなに、こっそりと765プロの新兵器をお見せしたいのだが?」

ウオオオオォォォォ

MC高木「気になるかね?」

キニナルー!

MC高木「なんだってー?」

キーニーナールー!!!

MC高木「それでは紹介しよう!我が765プロが誇る新アイドル!ぷちどるの登場だ!!」

ぷちどる達「」トテトテトテトテ

いお「もっ?もっ?」オロオロ

こあみ「と、とかー!」オドオド

こまみ「ちー!」キョロキョロ

ちひゃー「くっ…」ギュルルルルルル

カワイイーーーーーーーーーー!!

MC高木「それでは『ぷちどるすぺしゃるらいぶ』の始まりだ!歌ってもらう曲は『ぷちどるのうた』!」

♪チャラチャッチャッチャラッチャ~♪

ちびき「だぞだぞ~♪」

みうらさん「あら~♪」

ちひゃー「くっく…」ハァハァハァハァ



※じっさいの「ぷちどるのうた」はこんな曲ではありません

♪チャラチャッチャッチャラッチャ~♪

はるかさん「かっかー♪」

ちっちゃん「めっ♪めっ♪」

ちひゃー「く…」ギュルギュルギュル

─ステージ袖─

P「千早!金づる(ちひゃー)の様子がおかしくないか?」

千早「いつもは楽しそうに歌うんですけど、なんか苦しそうです…」

P「くそっ!体調不良なら言えよ!」

千早「多分このチャンスを逃したくなかったんだと思います」

P「体調管理もできない奴にアイドルが務まるか!」

千早「そうです…ね…」

─ライブ会場─

♪チャラチャーチャラチャチャッチャラチャラッチャ~♪

やよ「うっうー♪」

いお「もっ♪もっ♪」

ちひゃー「くっ…」ギュルルルルルルルルルル

MC高木「ぷちどる達に盛大な拍手を!」

パチパチパチパチ

MC高木「実は今年の六月に…」

ちひゃー「くっ!」トテテテテテテテテテテテテテテ

みうらさん「あらー?」コタプーン

たかにゃ「?」シジョ

MC高木「あぁ君!待ちたまえ!今一人一人紹介するから!」

社長の言葉が終わるか終わらないかだった

ちひゃー「!?」ブリリリリ

P・アイドル達・ぷちどる達・社長・スタッフ・観客「!?!?」

ちひゃーがステージ上で漏らした…

下痢便を派手に…

観客1「なんだよこれは!こんなもん見せ付けられるなんて聞いてねぇよ!!」

観客2「ふざけてんのか!」

千早「あ…あ…」パクパク

P「スタッフさん!大きな布か何かでアレ隠せませんか!?」

スタッフ「契約で本番中ステージに上がるのを禁止されてるんです!」

P「くそっ!音無さん、後のことは頼みます!」ダッシュ

小鳥「は、はいっ!」

さっとステージを拭きつつ急いでちひゃーを回収する

酷い臭いだ

ちひゃー「く……く……」プルプル

コイツをなんとかしなければ…

─シャワー室─

P「衣装は全部ここに捨てろ、そしてシャワーを浴びるんだ!」

ちひゃー「くっ…」ヌギヌギ

特注した衣装はちひゃーの下痢で茶色に染まっていた

シャワーーーーッ

袋の口をしっかり閉じても臭いが隠れない…

とても不快だ…

キュッ

ちひゃー「く…」

P「行くぞ糞野郎」

裸のちひゃーを掴んで控え室に戻る

あの後場を上手く収めることはできたのか?

ちひゃー「くっ?」アセアセッ

P「服か?お前が汚したんだろ」

ちひゃー「く…」

廊下を歩くだけで視線が集まる…

なんでこんな目にあわなきゃならないんだ!

─765プロ控え室─

P「どうだ……った……?」

聞かなくても見れば分かった

小鳥「ファンの人たち…物凄く怒ってました…」

P「だろうな…アイドルのライブを見に来たはずが奇形生物の脱糞ショーだもんな」

小鳥「今も社長がずっと放送で謝ってると思います…」

P「この企画に賛成したのは俺だ…俺も謝ってくる。千早、糞野郎だ!」ポイッ

千早「知りません!そんな生き物!」

ちひゃー「くっ…」ショボーン

P「じゃあ誰か…」

アイドル達「」シーン

だろうな

P「お仲間だろ!?」ポイッ

とりあえずぷち達の中に放り込んでおく

この糞野郎の問題は後回しだ

こあみ「とか!?とか!?」シッシッ

こまみ「ちー!?ちー!?」シッシッ

何か騒いでるが気にしていられない

夢の印税生活も夢と消えた…

運が悪けりゃ今日が765プロ最後の日になりかねん

おそらく今頃ツイッター等はとんでもない事になってるだろう

謝って…済む問題か?

─数日後・事務所─

P「まさかこんなことになるとは…」

小鳥「社長…まだ関係先に謝罪する毎日ですもんね」

P「千早も事務所に来なくなっちまったし…」

小鳥「ぷちどるがうちのアイドルに似てるっていうのがデメリットになりましたね」

P「go○gleで如月千早って打ち込むとなんて予測されるか知ってます?」

小鳥「如月千早っと」カタカタカタ

PC「如月千早 脱糞アイドル」

P「この業界でここまで評判落ちたらもう…」

小鳥「でも千早ちゃんは関係ないじゃないですか!?」

P「千早そっくりの生物がもらしたんですから、千早にだって火の粉は降りかかりますよ…」

ガチャ

真「おはようございます、プロデューサー」

まこちー「ヤー!」

P「おはよう真。千早はどうだった?」

真「相変わらず駄目ですね…春香以外は部屋に入れてくれないんです」

P「歌手生命が終わったようなもんだもんな…」

真「そういえばちひゃーは?」

P「そこの『しめじ』の中だ…千早が飼わない以上、この糞野郎はここにいるしかないだろう」

真「まこちー、ちひゃーを励ましてきて」

まこちー「まきょ!?まきょー…」イヤイヤ

真「まこちー!友達を虐めるような子に育てた覚えはないよ!?」

P「そういうな真、お前だって挨拶先で俺がいきなり漏らしたら態度変わるだろ?」

真「そんなこと…」

ガチャ

美希「おはようなの」

P「どうした美希?元気ないぞ?」

美希「あふぅがいなくなったのにこの事務所……臭いの」

ダンボールしめじ「!」ピクッ

P「美希、俺達だって我慢してるんだから!」

ダンボールしめじ「…」ブルブル

真「プロデューサー!聞こえますよ!?」

美希「臭いが広がらないようにそこに閉じ込めてるの?」

真「美希!」

P「また漏らしたら大変だからに決まってるだろ…」

ダンボールしめじ「…」シクシク

ガチャ

春香「おはようございます…」

P「春香!千早の様子は?」

春香「ネット・新聞・テレビ全部駄目…外界恐怖症になってます…」

P「確かにほとぼりが冷めるまでは見ないほうがいいかもしれないな。糞みたいなニュースばっかだ…」

ダンボールしめじ「…」ビクッ

春香「なんなんですか?このファブリ○ズの山は…?」

真「そうそう僕も気になってたんです!」


春香「千早ちゃんが漏らしたわけじゃないのに…」

美希「でもちひゃーと千早さんは似てるの」

そういうと美希は設置型ファブリ○ズを『しめじ』の上に置く

P「残念だけどな…小さい千早が漏らす→大きい千早の見間違いじゃないのかって思考のヤツが多いんだ…」

真「どうにかできないんですか?プロデューサー!?」

P「そりゃどうにかしてやりたいさ!でも糞野郎≠千早を証明する方法なんて……あるな!」

春香「あるんですか!?」

真「どんな方法なんです!?」

P「俺の(入るはずだった)十万$がポンとなくなるが…それで千早が復帰できるなら…」

美希「ハニーならミキが一生養うから問題ないの!!」

P「社長に連絡してくる!OKがでたらすぐに行動に移すぞ…」

─数日後・公園─

P「とっとと歩こうか?」

ちひゃー「くっ…」イヤイヤ

人の多い公園に糞野朗を散歩と称して連れて来た

服は漏らして汚される可能性があるので着せていない

P「歩けって言ってるの、分からないか?」

ちひゃー「くっくっ…」

リードで引きずってる状態だが公園の砂場まで来た

P「さて、それじゃここでしてもらおうか?」

ちひゃー「くっ!?」

P「これからはここがお前のトイレだ。お前の存在が有名になればなるほど千早≠漏らす糞野朗が成り立つわけでな」

ちひゃー「くっ!くっ!」イヤイヤ

P「元はといえばお前が悪いんだぞ?俺から金も千早も奪いやがって!」

ちひゃー「くっ…」フルフル

P「まぁしないならいいけどな、裸で公園の真ん中に立ち続けるだけだ!」

それから数十分が経過した

ちひゃー「くぅ……」ブリブリブリ

子共「おかーさーん!あそこで猫が!」

母親「見ちゃいけません!」

P「ほらっ!後始末も自分でしろ!」

ちひゃー「…」シクシクシク

P「何泣いてんだ?この間は三万人の前で漏らしたくせに」

─一方その頃ネット上では─

赤リボン「猫がトイレ中なう」ガゾウツキ

金髪毛虫「こいつアイドルの如月千早に似てね?」

†まこりん†「そういやこの間のライブで如月千早漏らしたらしいなwww」

ローソン「kwsk」

フォレスタル「それどこ公園よ?俺も明日行って来るわwww」

ベネット「俺達のアイドル如月千早ちゃんはトイレなんて行かないお!」

─事務所─

春香「こんなことで千早ちゃんの噂は消えるのかな…」

真「ちひゃーの存在が有名になればなるほど漏らした=ちひゃーな感じになるんだって」

美希「普通に記者会見開けばいいと思うの」

─数週間後・公園─

今では公園の砂場がちひゃーのトイレだった

P「…」

ちひゃー「くっ…」トテトテ

パシャッ!パシャッ!

見物客1「うわっ!ホントにいた!?」

見物客2「如月千早そっくりの猫が砂場をトイレ代わりにしてる…拡散希望と」

見物客3「ってことはこの間のライブ中脱糞事件もこいつじゃないのか?」

見物客1「事務所の発表だけじゃ信じられんが…」

見物客2「これを実際に見たら…なぁ」

見物客3「正式名称なんだっけ?ぷちどるだったか?」

─事務所─

ガチャッ

P「そろそろ変化あったか?」

亜美「兄ちゃん…それ事務所に入れないでよ」

真美「なんか臭いもん」

P「あぁすまなかった…」

ちひゃーは今事務所の外に置かれた『しめじ』で生活させてる

こうすればいつまた漏らしても迷惑がかかりにくい

P「それで今週の変化は?」

春香「社長の記者会見じゃ誰も信じなかった人たちが…」

真「投稿写真だと結構簡単に信じてますよ」

P「写真結構撮らせたからなぁ…ま、世の中公式発表を信じたくないヤツって結構いるもんなのさ」

美希「みんな単純だね」

P「後は二人揃って公の場に出れば、みんなのイメージは糞野朗の小さいのと如月千早になるってわけだ」

亜美「会見場でまたちひゃーがお漏らしするってのはどうかな?」

真美「インパクトあるよー!」

P「いい考えだがわざとらしいなぁ…とりあえず世論が動き出してくれてよかった」

真「これで千早もまた一緒にアイドルできますね!」

P「ま、多少は変な奴らに言われ続けるかも知れないがな…」

春香「いっそちひゃーをスカトロAVに出演させるとか!?」

P「元脱糞ぷちどるがついにAVデビュー…とかいいかもしれんな」

春香「四割でいいですよ?」

P「考えとく」

その一ヵ月後、ちひゃーは売られていった

珍しくHAPPY END

  • 最終更新:2014-02-20 16:12:53

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