週刊!ぷちます!第二回

ゆきぽがいなくなったおかげで社長から臨時ボーナスをもらえた!

床の修繕費一回がこんなにかかっていたとはなぁ

しかしあれだけの短いやりとりで全てを察するとは…

社長、やはりただものではないな

「おはようございまーす!」

ご機嫌で事務所のドアを開ける

今日もいいことがありそうな気がする!

「…………」

気がしただけった…

「くっさ…」

部屋中に悪臭が漂っていた

中を見れば臭いの元はすぐわかる

アイツだ…

「おーい響!ちょっとちょっと」

「ん?なんだプロデューサー?」

「いいからこっち来てくれ」

そういって無人の社長室に誘い出す

「どうしたんだ?いったい?」

「………」

「プロデューサー?」

我慢の限界だ…

「響!響!響!うううううわぁああああああああん!!!」

「!?」

「あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハース……」

「や、止めろ変態プロデューサーーー!」

ゴツン!!

「はっ!?俺は一体なにを……」

「なにを……じゃないぞ!自分にいきなり抱き着いて!そ、その…匂いを嗅ぐとか…」

「そうだった!事務所があまりに臭かったからな!響でリフレッシュしようと思ったんだ!」クンカクンカ

「なんだそれなら良か……良くないぞ!何考えてるんだプロデューサー!?」

「いやぁ響って良い匂いだなぁって」クンカクンカ

「あうぅぅ…///」

「そういえばピヨ助がいないがあいつどこ行ったんだ?」スーハースーハー

「ピヨ子とぴよぴよならインフルで隔離されてるらしいぞ!あれ?インベルだったかな?鳥インフルだったかな?」

「くそっ!律子は世界ツアーでしばらく戻ってこないしな…なんでちっちゃん持ってったんだよ…」スーハースーハー

「お前事務所の臭い平気なのか?」クンカクンカ

「ん?まぁ動物(ぷち)飼ってるんだし仕方ないんじゃないか?」

「響の家はこんな臭いしないだろ!?」スーハースーハー

「自分完璧だからな!」

「ならあいつを引き取ってどうにかしてくれ!」クンカクンカ

「あ、ちびきチャレンジの収録が終わる時間だ!自分、テレビ局までちびきを迎えに行ってくるぞ!」

「待ってくれ響!待て!止まれ!!」

「また明日な!プロデューサー!」

バタンッ

「なんだよちびきチャレンジって……」

響は我慢できても他のアイドル達には無理だろう

誰かがやらなければならない…

そうだ

俺がやるしかない!

これが、俺に与えられた使命!!

という訳で社長室から出る

「oh…」

相変わらず凄まじい悪臭だが皆のためヤツに近づく

元々臭かったが世話をする人がいなくなったせいもあり、公害に近いものになっている

「ZZZ……」

自分が周りにどんな影響を与えているかなんて露知らず、ヤツはダンボールの中でのん気に眠っている

ほんと悩みのなさそうなヤツだ

「おい起きろ」

「zzz……」

起きない

そういやコイツは寝過ごしパターンが多かったのを思い出す

「いらっしゃいませー」

そこで俺は近くのローソンに入りあるものをチェック

完璧な時間帯だった

俺は棚の商品全てを買い漁る

「お‥おにぎりは暖めますか……?」

「いいです。持ち帰れそうな物とか貰えます?」

「少しお待ちください、店長に聞いてみます…」

「………」

おにぎりが全部収まる程度のダンボールがもらえた

さすがローソン!サービスがいい!!

「よっと」

事務所に戻ってもヤツはまだ眠っていた

そこでおにぎりを一つ開けて

「ほーらあふぅ!おにぎりだぞ!」

途端

「ナノッ!!」

バシッ

おにぎりを奪われた

「ナノッ♪」

寝起きでよく食えるな…

「ガルガツガツガツ…………あふぅ♪」

食い終わった

そして俺の持っている大量のおにぎりに気がつくと

「ナノーッ!」

強奪しようとしてきた

バシッ

「ナノッ?」

もちろんそうはさせない

美希からは奪えるらしいが今回は相手が悪かったな

「ナノッ!ナノッ!」

懲りずに襲い掛かってくるあふぅ

バシッ バシッ

俺に勝てると思ってるのか?

「ナノ…」

実力行使が無理だとわかったあふぅは次の策に出た

「ナノッ♪ナーノッ♪」

俺に愛想を振りまく

あふぅは可愛く振舞っているつもりらしいが…

食っちゃ寝を繰り返す口臭は、まさにドブ川の臭いそのものだった

それを堪え

「俺について来たらおにぎりをやるぞ?」

そういうと

「ナノーッ♪」

足に引っ付く

臭いので外そうと思ったら

「ナノッ?」

腋からもすっぱい異臭が漂ってきた

社長すいません。この間はあの程度で加齢臭が…とか思っちゃって

とりあえずアイドル達には歯磨きと風呂を徹底させよう

美希がこんな臭いになるのは絶対に嫌だ!

そんなことを思いながら冬の川沿いを歩く

「ナノーッ♪」

あふぅはウキウキ顔でついて来ている

河川敷の公園

昔は子供達で溢れていたようだが

今の時代子供達は家に篭りスマホ・DS・PSP・箱○・PS3でアイマスに忙しい

いい時代になったものだ

「重かった…」

ドサッ

ベンチに置いた衝撃でおにぎりが二つダンボールから落ちてしまった

シュタッ

それを見逃すあふぅではないが

「ナノッ♪」

拾ったおにぎりを俺に返してきた

二個返してもっとたくさんのおにぎりを貰おう

そう思ってるのがバレバレだ

「ありがとうな、あふぅ」

そういって頭を撫でてやろうとしたが…

あふぅの頭では虱が飛び跳ねていた

俺はそっと手を戻した

ゆきぽも生きていればこんな状態だったのだろうか

悪臭に苦しみながらも俺は事を進める

右手に高級なおにぎりを二個

左手に普通のおにぎりを四個持って

「さぁあふぅ!好きなほうをやろう!」

するとあふぅは

「ナノナノッ♪」

と言いダンボールを指してきた

「おいおいあふぅ、そんなに食べきれないだろ」

「ナノッ!」

あふぅは首を横に振る

「消費期限だってある。何週間も保たないんだぞ?それまでに食いきれるのか?」

「ナーノッ♪」

あふぅは自信たっぷりに頷く

「じゃあ約束だ」

小指をあふぅに差し出す

「ナノッ♪」

あふぅも汚い手(指?)を出してきた

「ゆーびきーりげんまん♪嘘ついたらおにぎり全部飲ーます♪指きった♪」

「じゃあくれてやる。その代わり約束は守れよ?」

「ナノッ♪」

ガツガツガツガツ………

あふぅはダンボールの上に陣取りおにぎりを食べだす

俺もそれを見ながらおにぎりを食べる

悪臭にさらせれてもローソンのおにぎりは美味い

おにぎりが美味しいコンビニランキング二位は伊達ではない

お茶買っとけばよかったな…

「ナノ~♪」

ゲップ

あふぅはおにぎりに囲まれて幸せそうな表情だ

ちらっと時計を見る

頃合いだな

「さてとあふぅ、約束は守ってもらうぞ?」

「ナノッ?」

ダンボールの前に立ち俺からおにぎりを守ろうとするあふぅ

さっき一個食ったのには気がつかなかったくせに

馬鹿なヤツだ

あふぅを避けておにぎりを一個手に取る

「ナノッ!?ナノッ!?」

あふぅ大激怒

「落ち着け、奪う気はない。ここを見てみろ」

そういってあふぅにラベルを見せる

そこには『消費期限○月×日12:00』と書かれている

「ナノッ?」

それがどうした?とでも言いたそうな顔だ

俺は携帯を取り出しあふぅに見せる

今は『○月×日12:20』だ

「約束したよな?消費期限が切れる前に全部食べるって」

「ナノ…」

「そして約束破ったらこのおにぎりを全部飲ますってな」

「ナ………ノッ!!」

ダッ

あふぅ逃亡

むろん逃がす気はない

「ナノッ!?ナノッ!?」

触りたくもないがとっ捕まえる

コンビニおにぎりの期限の短さも知らないバカなぷちどるをベンチまで連れ戻す

あふぅの両手をしっかり踏みつけ固定し

「さて、どれから食べる?塩か?しそ昆布か?」

「ンーーッ!!ンーーッ!!」

あふぅは必死で口を閉じる

「どうしたんだ?お前の大好きなおにぎりだぞ?」

「ンンーッ!!」


注意:実際のローソンではだいたい10時くらいに消費期限が13時以前の物を撤去します

あふぅの鼻を摘む

しばらくすると

「ナッ!!」

と言い口を開く

そこにおにぎりを入れてやる

「ンオーー!?」

只でさえ馬鹿でかい目をさらに大きく見開く

「喜んでもらえて嬉しいよ、まだまだあるからな」

そう言って新コシヒカリ塩おにぎりを押し込む

「ナ…ナノ……」

食べきったようだ

「さぁ次はどうする?そういえばお前明太子とか好きだったよな?いっぱいあるぞ!」

贅沢新潟コシヒカリ熟成辛子明太子を押し込む

「ンオー!?」

さっきよりおにぎりの入りが悪い

そこで三個めのおにぎりで二個めを押し込む

「モゴ…モゴモゴ…!!」

「口の中に物が入ってるのに喋ろうとするのか…お前行儀もなっちゃいないな」

「モゴモゴ……」

ゴクンッ!

「ニャノォ…ナ…ノォ…」

これで三個、完食までには程遠い

「さぁ次だ!ツナマヨか?チャーハンか?それともまた塩に戻るか?」

「ナノ…ナノー…」

首を横に振るあふぅ

腹がパンパンに膨れている

「?…そうか、悪かったな。限定品がよかったのか!それならこれだ!」

愛媛の鯛めしおにぎりをあふぅに押し込む

早くしないとおにぎりに雑菌が繁殖してしまう

おにぎり好きのあふぅなら三個くらい飽きずに食べられるだろう

そう思って三個一気に押し込む

「……」

ようやくあふぅは静かになった

しかしやたらとスローペースだ

「まだまだあるんだからそんなに勿体ぶるなよ!」

そう言って残りのおにぎりをあふぅに見せる

「!?」

あふぅの目から涙がこぼれた

「なんだよそんなに美味いのか?俺も食いたくなってくるじゃないか!」

ダンボールからおにぎりを一つ取り出す

あふぅはなぜかおにぎりを守ろうとはしなかった

「うん美味い!さすがはローソン!鯛の食感がしっかり残ってる!これで240円とは……ちと高いな…小さいし…」

俺が食ってる間にあふぅに6個めのおにぎりが入っていった

「はに…ぃ…は…にぃ…」

あまりの美味さにあふぅの鳴き声が変わった

そんなにおにぎりを愛してるのか!

しかし

「うっ…」

と声を上げるとあふぅは大きく口を開いた

無論せっかく買ったおにぎりを吐かせるなんて勿体無い

すぐに次のねぎとろで口を塞ぐ

「!?」

「吐いたら呼吸できなくなるぞ?わかってる?」

もう一つねぎとろを開け口に突っ込む

「モゴ……モ…」

さらにおにぎりを口に突っ込むと

ズブッ

っと簡単に入るようになった

おおっ!この調子なら完食出来るかもな!あふぅ!

そこで俺はどんどんあふぅの口に10個・20個とおにぎりを突っ込む

あふぅの体はバスケットボールの上に野球ボールを置いたようになってきた

「次はどれが食いたいんだ?あふぅ」

「モ…ゴ……モ………」

既に目の焦点は合っておらず、押さえつけなくても逃げ出さなくなっていた

まぁ結局全部食わせるんだしどれでもいいか!

そう思って適当なおにぎりを口に突っ込んだ時だった

ぷちっ

という音が腹の中から聞こえた

胃か腸が壊れたかな?

そう思って突っ込もうとしたおにぎりを取り出すと

「は…に……」

と一声鳴いて目から光が消えていった

「おーい!あふぅ?」

返事がない既に屍のようだ

「お前全部食うって約束したのになぁ…」

そういってあふぅをつま先でける

コロンと転がった

「臭くって汚くっておまけに嘘つき。近くの国家にこういうのが多いんだよなぁ…」

独り言を言いながらあふぅを川までドリブルする

「そういや今のお前を茹でるとあそこの国の名物料理に似てるな」

そういってあふぅを川に蹴り落とす

「いや、確かあれはスープがメインだったけ?ってことは肉単品じゃサムゲタンとは言わないのか?」

765プロのサムゲなプチドルはあっという間に流れていった

「スープがメインってことはサムゲがスープなのか?するとサブの肉はタンになるな…」

などとどうでもいいことを考えながら事務所に帰る

「ひょっとすると主役を最後にしてサムゲが肉ってこともありえるなぁ…」

おにぎりが大量に余ってしまった

ガチャッ

「プロデューサー一体どこをほっつき歩いていたんですか!?」

「くっ!!」

「あぁすまん、ちょっと野暮用でな」

「全く、音無さんも律子もいないんですからしっかりして下さい」

夕方事務所に戻るなり千早に怒られた…

「ってその大量のおにぎりはなんですか?」

「これか?そうだな……ちひゃー!こっちこいこっちこい!」

「くっ?」

あふぅの時と同じようにおにぎりを持つ

「ちひゃーに好きなほうをやろう!消費期限切れちまってるが今日中なら大丈夫だ!」

「くっ?くっ?」

「いいわよちひゃー、貰っても」

そう言われると

「くっくー♪」

と鳴いて数の多いほうを持ってった

「千早にもやるよ」

全く同じことをする

千早は値段を確認したあと

「ではいただいていきます」

そういって数が少ないほうを持ってた

ま、普通はこうなるよなぁ

しかしまだ大量に余っている

美希に届けるかはるかさんに食わせるか…

真ん中とって響にしよう!

運がよければ夕飯として一緒に食えるかもしれない!

ペットの食費だって浮くはずだ…おにぎりが食えるなら…

そんなこんなで帰ってきた社長に戸締りを頼み

俺は空気のきれいになった事務所を後にするのであった

終わり

  • 最終更新:2014-02-20 16:12:05

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