P「あふぅが孕んだ・・・」エピローグ

約一年後

P「はぁ~・・・今夜も暑いな・・・」

俺はまたまた残業中。ただ、さほど時間はかからないだろう。

ちっちゃん「めっめっ」

ぴよぴよ「ぴっぴっ」

ぽえ「ぽえー、ぽえー」

向かい合わせの机で、三匹が俺の仕事を手伝ってくれていたからだ。


あれから長い月日が経ち、ぽえもなのもはにも、すっかり大きく育った。

ぽえは、ちっちゃんとぴよぴよに経理とパソコン操作を教え込まれ、今は立派な事務員として活躍中。
今やP検だって受かるぐらいの才能はあるという。

なの「なの!なの!!」コラーーー!!

こあみこまみ「とか・・・ち・・・」ゴメンナサイ

なのは、今やちっちゃんに代わって、ぷち達のリーダー的存在になった。
昨日は、こあみとこまみがイタズラしようとしていたのを厳しく叱りつけていた。
大したもんだ。

ただ、気がかりなのが―――

はに「はぁにょー」

P「お、トイレか?はるかさん手伝ってやってくれ」

はるかさん「ヴぁーい」


そう、はにだ。
右目と左足を無くしたこのぷちは、体が成長したがゆえに、却って人間やぷちの介助なしでは普通に生活するのは難しい状態になってしまった。

はに「はぁにぃ・・・」シャーーー

はるかさん「かっか」

はるかさんがおまるに連れていき、用を足すのを手伝う。
最初は何とか自分でできるように躾を頑張ったが、これは無理だった。
片目しか見えず、片足でしかバランスをとれない状態では、便器にしゃがむのも支えてやらないと難しい。

はに「はにぃ・・・;;」

そして、あふぅから暴行を受けたことがすっかりトラウマになってしまい、未だふとしたことでぐずついたりする。
夜泣きもするようになった。つまり、まだまだ三歳児程度の状態なのだ。

P「・・・」

俺の心境は複雑だった。
もちろん、あふぅやゆきぽとは違い、こいつの身に降りかかった災難は、こいつに何の責任もない。
それゆえに哀しくなる。
ぷいのように、一思いに死んでしまった方が良かったのかもしれない、と。

だが、あふぅやゆきぽと違い、俺はこいつに何の恨みもない。
むしろ悲しみと同情。
それだけで、殺すのはもちろん、暴力を振るうことなどできやしない。

P「はに・・・そろそろ寝なさい」

はに「はにぃ」ペコン

泣きやんだはにに、寝るよう促す。
するとはには、俺に向かってお辞儀をし、段ボール箱の寝床に入った。
あいつなりに、育ててくれていることに感謝してくれているのか。

P「・・・・・」

やはり、俺ははにを殺すことはできない。
捨てることも。
一生、大事に育ててやろう、と。

さて、ぼちぼち終電だ。
今日は早く帰ろう。

P「じゃあ、みんな、俺は帰るぞ。
今日もお疲れさん。早く休めよ」

ちっちゃん「めっ」

ぴよぴよ「ぴぃ」

ぽえ「ぽえっ」

P「じゃな、戸締りは気を付けろよ」

バタン


ちっちゃん「めっ」

ちっちゃんはPが出て行ったあと、ドアを施錠する。
もう時刻は午前0時を過ぎていた。

ぴよぴよ「ぴぃぃ・・・><」

ちっちゃん「・・・めっ」

しかし・・・今夜は熱帯夜。
流石に窓も締め切るのはマズい。

ちっちゃん「めっ、めっ」

ぽえ「ぽえー」

はるかさん「かっか」

ちっちゃんがぽえとはるかさんに、事務所内の窓を全開にするように言う。
二匹はすぐ窓際に移動し、窓を開け始めた。

ガラガラガラ

その時、

ヒュウウーーー

はるかさん「ヴぁいっ?」

突風が吹き込む。
何だろう・・・?今の風。
ま、いっか。

はるかさん「かっか!」

窓を開け終わったはるかさんは、皆の方へ戻って行った。


この時、風で日めくりカレンダーがめくれていた。
Pが「昨日」の分を剥がすのを忘れていたのだ。
一瞬だけ、「今日」の日付になっていた。


8/13 金曜日 Friday


―――そのことに、誰一人気づきはしなかった。


それから一時間後。

ちっちゃん「zzz」

ぴよぴよ「zzz」

ぽえ「zzz」

はるかさん「zzz」

みうらさん「zzz」

なの「zzz」

はに「zzz」

皆が、事務所のソファで寝ている。
平和な光景だった。


・・・・・・タ
・・・・・ペタ
・・・・タペタ
・・・ペタペタ

ペタペタ
ペタペタ
ペタペタ
ペタペタ

ペタ・・・

???「・・・」

その時。
ビルの壁をよじ登って、窓から何かが入ってくる。

その生き物は。
髪はおかっぱで、ボサボサなうえにシラミだらけ。もう長い間洗っていないと分かる。
服は着ていない。
裸の胸には、痩せてあばら骨が浮き上がっている。明らかに栄養不良だ。
頬も痩せこけ、間抜けにポカンと空いた口は、歯が何本も抜け落ちているのが分かる。

そして。
一見、人に見えなくもないその生き物には、尻尾が生えている。

狸のような。

「・・・ぽえっ^^」


―――そう、ゆきぽだ。

南極に捨てられたはずのゆきぽ。
だが幸運なことに、一か月前に日本の調査隊がやってきて、その調査船にまんまと忍び込み、日本へ戻ることができた。

そして、娘の匂いを辿り、とうとう事務所へ戻ってきた。

ペタ ペタ ペタ

ゆきぽ「・・・」

さあ、娘はどこだ?

ここか?

ちっちゃん「zzz」

違う。

ここかな?

ぴよぴよ「zzz」

違う。

どこだぁ?

はるかさん「zzz」

いないなぁ・・・。

ど~こ~だ~~?

はに「zzz」


・・・・・・うふふ。
・・・・ふふ、ふふふふふ・・・・
・・・・見ーつけたー・・・・♪

はに「・・・zzz」

よく見ると、はには左足がない。
右目には眼帯。

・・・ちょうどよかった。
こいつなら・・・逃げられないだろうな・・・。
ふふふ。
うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ゆきぽ「ぽえへぇっ///」

そして、十五センチはあるであろう、自らのナニをおっ勃たせた。

ああ・・・。
久しぶりの牝の味・・・。
うへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ・・・・・・。


ズボッ

ゆきぽ「・・・・ぽえへっ・・・♪////」



「ナ゛ア゛あ゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛―――――――ア゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛゛ッ゛!!!!!!!!!????????????」


―――事務所に、一匹のぷちどるの悲鳴が響き渡った・・・。


P「あふぅが孕んだ・・・」エピローグ  完


  • 最終更新:2014-02-20 16:38:20

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